全てのNalgeneプラスチックボトルは通常の大気圧下での液漏れ防止機構を有していますが、プラスチックボトルを航空輸送に使用した場合、輸送中の気圧の変化などで内容物が液漏れする場合があります。
Thermo Scientific™ Nalgene™ IP2ボトルは、Nalgeneプラスチックボトルがもつ通常の大気圧下での試験よりも高い内圧を、国際運送輸送協会(IATA)の厳格な規格に基づいてかけ、液漏れしないことを確認した、航空輸送に最適な製品です。
▼こんな方におすすめです
・液漏れしないように、ボトルに入れたサンプルを海外に航空便で輸出したい
・ボトルが通常よりも高い内圧で使用される可能性がある
・航空輸送の際に液漏れを起こしたことがある
Nalgene IP2ボトルの特徴
より高い内圧での液漏れ防止を保証できるプラスチックボトル
Thermo Scientific™ Nalgene™プラスチックボトルは中栓がなく、液漏れ防止機構を有した機能性の高いプラスチックボトルです。Nalgene ボトルは液漏れ防止保証を行っておりますが、あくまでも大気圧下での使用を想定した保証のため、航空輸送など、輸送中にボトルの内圧が高くなる場合には液漏れの可能性がぬぐえませんでした。
米国運輸省(Department of Transportation:DOT)は、1994年10月より国際規格のPerformance Oriented Packagingを包含した国際危険物輸送の基準を設定施行しました。
そこで、Thermo Scientific™Nalgene™ボトルではより高い内圧でも液漏れしない、航空輸送・保存に特化したプラスチックボトル(IP2ボトル)をデザインしました。
これらの製品はロットごとにNalgeneの通常の液漏れ検査よりも高い内圧をかけて内圧試験(*)を実施し、品質保証書を添付しています。また、ご要望により、製品証明書も発行しています。
* 内圧試験:49 CFR173.27(c)(2)、ICAO Technical Instructions Part4;1.1.6、IATA Dangerous Goods Regulations Section 5.0.2.9に基づき、103 kPa(15 psi)で内圧試験を実施しています。
(通常Nalgeneボトルは2 psiの加圧を行い、液漏れ防止機構を確認しています)
まとめ
Nalgeneプラスチックボトルは液漏れ防止の検査をクリアした、USP Class VIをはじめとした様々な認証を受けた高品質な材質によって製造されたボトルです。
ただ、航空輸送などに関してはボトルの内圧が高くなり液漏れする可能性がありました。
Nalgene IP2ボトルはそれらの問題に対応し、より高い内圧をかけて試験した、航空輸送などの高い内圧がかかる用途に最適なプラスチックボトルになっています。
各種証明書やUSP Class VIのプラスチック樹脂(レジン)などの使用に関しては通常のボトルと全く同様です。
是非、航空輸送用の容器として特化されているNalgene IP2ボトルをお試しください。
IP2ボトルについてご検討のお客様は是非、一度こちら(info.LPG@thermo.com)までお問い合わせください。
また、併せて以下のカタログもご参照ください。
ラボプロダクツ消耗品カタログ ダウンロード
Nalgeneパッケージングボトル&バイアル ダウンロード
また、各種ボトルのサンプルのご提供も可能です
サンプルをご希望のお客さま:お問い合わせはこちら(info.LPG@thermo.com)
研究用にのみ使用できます。診断目的およびその手続き上での使用はできません。