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Thermo Scientific Iliad 300 (S)TEMは、幅広い材料科学アプリケーションに対応する高分解能収差補正走査透過型電子顕微鏡です。
Iliad 300走査透過型電子顕微鏡は、新しいIliad EELSシステム(分光器とエネルギーフィルター)、NanoPulser(当社の新しい静電ビームブランカー)、Dual-XまたはSuper-X EDX検出器システム(どちらかを選択可能)が完全に一体化され、さらに30~300 kVの加速電圧範囲が特長です。Thermo Scientific Veloxソフトウェアはあらゆる顕微鏡機能を一元的に管理し、Thermo Scientific AutoScriptソフトウェアはプログラミングによる装置の高度な制御を可能にします。liad 300 (S)TEMのこれまでにないハードウェアとソフトウェアの統合、および検出器、ホルダー、その他のコンポーネントの柔軟な選択により、最先端材料の精緻な微細構造評価が可能になります。
新しいIliad EELS分光器およびエネルギーフィルターは、高度な光学系および高い安定性と組み合わせることで、TEM光学系との独自の統合を実現し、EELSデータ収集を向上させます。
EELS実験を最適化するには、色収差や色歪みを生じさせないよう顕微鏡と分光器の両方を調整して、数千eVに及ぶ幅広いエネルギー幅の電子を試料から検出器まで、同時に伝達する必要があります。これを他のシステムで実現するには、オペレーターは顕微鏡と分光計の両方の設定を継続的に調整して、適切な実験条件を維持しなければなりません。Iliad 300 (S)TEMは顕微鏡光学系と分光器を一体化させ、すべてのエネルギー帯においてフォーカスのあったスペクトルを取得することができます。
LaMnO3/LaFeO3界面の原子分解能EELS元素マップ
静電ビームブランカーは、電子線ドーズ量を最適化するために電子顕微鏡で使用されます。電子ビームを効果的に高周波数でブロックまたはブランキングすることにより、電子ビームのオン・オフを繰り返します。TEMでは通常、ミリ秒単位の応答時間しか持たず、静電偏向器ほど再現性が高くない磁場偏向器が使用されます。Nanopulserは、試料に照射される電子線量を正確に時間制御することができ、ドーズ量最適化研究などの幅広い用途に対応します。
透過型電子顕微鏡用の最先端のThermo Scientific Veloxソフトウェアは、実験を包括的にコントロールできます。このソフトウェアは(TEMおよびSTEM)の光学系および検出器へのアクセスを容易にし、再現性と生産性を向上させ、TEMおよびSTEMの定量的な微細構造評価をサポートします。
Veloxソフトウェアは、統合された人間工学的ユーザーインターフェースと使いやすさで定評があり、高品質のイメージングや組成マッピングなどを一元管理することができます。またSmartCam(蛍光板と同等のカメラ)もVelox上で使用でき実験のセットアップも効率的に行えます。さらに、視覚的に装置の状況を把握し直接操作することができる検出器レイアウトインターフェースを備えており、複数の検出器を用いた実験であっても、混乱することはありません。Veloxソフトウェア上で、DPC/iDPCといった特殊な観察手法も実行できるうえに、in-situ観察などでの動画取得においてもスムーズに対応することができます。
Veloxソフトウェアは、Thermo Scientific EDX検出器での電子エネルギー損失分光法とエネルギー分散型X線分光法用のパッケージを装備しています。この堅牢なマッピングエンジンは透過型電子顕微鏡用に最適化された複数の技術を統合し、クラス最高レベルのスペクトル画像を高スループットで取得します。また、このソフトウェアは、EELSおよびEDSデータの取得中のライブフィードバックと高速な後処理も提供します。
Veloxソフトウェアはこのような化学分析だけではなく、S/TEM観察における装置制御や品質向上、汎用性を一元的に管理できる強力なソフトウェアで、微細構造評価を効率的に行うことができます。
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.