新しい、高感度な蛍光色素を用いたN型糖鎖分析用システム

主たるバイオ医薬品であるモノクローナル抗体において、糖鎖修飾は品質特性に関わる重要な因子の一つです。糖鎖修飾の変化は生物学的製剤の安全性、有効性、クリアランス、免疫原生に影響を与えるので、精度高く糖鎖の変化を検出することが必要です。糖鎖プロファイリングは、細胞株構築から開始し、プロセス開発でも行い、原薬がリリースされるまで確認が必要な場合もあります。現在の糖鎖分析法は、煩雑な複数ステップで行うサンプル調製により、96サンプルの処理に1日から数日かかります。その後、1度の処理数が1サンプルの液体クロマトグラフィーやキャピラリー電気泳動により、分離します。

Applied Biosystems™ ブランドのGlycanAssure™ 糖鎖分析システムは、ハイスループットと高品質なデータを兼ね備えた、初の糖鎖分析用のプラットフォームで、分析のための研究員、時間、費用を抑える一助となります。GlycanAssureシステムは、簡単で使いやすい磁気ビーズを用いたサンプル調製法で、糖鎖ラベル化は複数の蛍光色素から選択できます。糖鎖の分離には、ハイスループットなキャピラリー電気泳動を行える、マルチキャピラリーの電気泳動装置を用います。そして、専用のソフトウェアを用いて迅速にデータ解析とレポート作成を行います。

特長:

  • 性能—シアル化糖鎖、糖鎖の構造異性体、フコースを含む糖鎖、ハイマンノース型糖鎖といった様々な糖鎖を分離できます
  • 使いやすさ—磁気ビーズを用いるサンプル調製により、実操作時間(ピペット操作や手動で操作する時間)を減らし、毒物であるシアノ水素化ホウ素ナトリウムや吸引遠心操作が不要になります。
  • データの精度—糖鎖ラベル化に使用する蛍光色素は、従来のAPTSまたは新たなTeal™とTurquoise™の3種類のいずれかで、優れた感度と選択性を提供します。
  • 処理能力—96サンプルのサンプル調製と分析を7~9時間で行えます。
  • サポート体制—各操作の実施方法は、弊社の専任技術者が十分にサポートします。また本製品は、確立された一貫性のあるApplied Biosystems™ ブランドによる、実績あるキャピラリー電気泳動の技術を用いています。

最適なパフォーマンスで、お客様の試験に活用していただける、糖鎖分析専用のデータ収集用およびデータ解析用のGlycanAssureソフトウェア

  • データ収集用のダッシュボードにより、装置のステータス確認やセットアップが容易に行えます
  • ステップ毎のワークフローが示され、シンプルで直感的に操作できます。
  • 試験デザインやテンプレート、レポート形式をお気に入りとして保存することが可能です。
  • データ解析やレポート作成を簡単に行えます。
  • データのトレンド解析やファイルのエクスポートを行えます。

ソフトウェアに関するご依頼はこちら

Data acquisition software

Data acquisition software(データ収集用ソフトウェア)

Glycan Analysis Software

Glycan Analysis Software(データ解析用ソフトウェア)

GlycanAssureサンプル調製キットでは、糖鎖のラベル化に用いる蛍光色素を3種類ご用意しています。従来の APTS色素と、分離が難しい糖鎖のために新たに開発したTeal™とTurquoise™の2種類の色素があります。高感度なTeal™とTurquoise™色素は、少ない量の糖タンパク質から少ない量の糖鎖を分析することができます。GlycanAssureにおいてTeal™で糖鎖ラベル化を行うプロトコールを用いる場合、過剰な蛍光色素を除去する操作が不要で、96サンプルを7時間で解析することが可能です。

タンパク質の品質解析用の遺伝子解析装置3500シリーズ(3500 Genetic Analyzer for Protein Quality Analysis)は、8サンプルもしくは24サンプルを同時に測定できるキャピラリー電気泳動装置です。ハイスループットな分析により、1サンプルにかかる測定時間に妥協することなく、高精度なデータを得ることができます。

  • 8本もしくは 24本キャピラリーを備えた装置により、ハイスループットな分析を行えます。
  • セットアップ、操作、メンテナンスが簡単です。
  • RFID(Radio frequency identification)技術により、重要な試薬の有効期限や操作情報を記録します。
  • 異なる装置、異なる測定、異なるキャピラリーにおいて、均一なシグナルが得られます。

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