文献やプロトコルなどを活用して、マルチプレックスイメージングを前進させましょう

空間生物学は、組織や臓器サンプル中に存在する特定のバイオマーカーや細胞種の位置を理解することに特化しています。 空間的オミックスは、空間的トランスクリプトミクスとプロテオミクスを組み合わせた研究であり、組織内のRNAとタンパク質の構成または発現の両方を理解するために使用されます。 当社のリソースセンターは、一般的なIHC実験を複数 のバイオマーカーを検出する実験に発展させるため、科学者により開発されました。 マルチプレックスイメージングを可能にする当社の教育ビデオやプロトコル、ヒント、コツを活用してください。

Aluora空間増幅アッセイを活用したマルチプレックスIHCのガイド

マルチプレックスIHCガイド

Aluora空間増幅キットを使用したマルチプレックスIHCを設計する際の注意点や成功のカギについてご紹介します。

空間生物学に関するプロトコル

これらのイメージングプロトコルでは、マルチプレックスIHCや空間生物学実験の成功に必要なヒントや詳細な手順、試薬などの情報が記載されています。 抗体や一般的なIHC、標識、封入、対比染色に用いる製品の使用方法を学び、美しい細胞画像を取得する方法をご確認ください。 

イメージングプロトコルハンドブック

3D染色、組織サンプルを用いた多重ISH法、その他の空間生物学プロトコルなど、さまざまなタイプのイメージングに対応した信頼できるプロトコルが掲載されており、ご活用いただけます。

シグナル増幅を用いたマルチプレックスIHCプロトコル

Invitrogen Aluora Spatial Amplification KitsまたはInvitrogen Alexa Fluor Tyramide SuperBoost Kitの両方に適用できる詳細なプロトコルで、複数の一次抗体および酵素を介したシグナル増幅アッセイの方法をご覧ください。 繰り返しの増幅反応に関する説明もプロトコルで提供されています。 この蛍光染色の利点は、交差反応性を懸念せずに同じ種の一次抗体を使用できること、マルチプレックスアッセイにおいて強い蛍光シグナルが得られることです。

組織サンプル用のViewRNA ISHプロトコル

ViewRNA ISH Tissue Fluorescence Assayを使用して、組織サンプル中の複数の転写産物を標識するために必要な手順を学びましょう。 組織サンプル内の転写産物の検出は困難で手間がかかります。 キットの選択方法、試薬の調製、正しいポジティブおよびネガティブコントロール、および実験手順をご説明します。 

ViewRNA ISHプロトコルを読む

ReadyLabel antibody labeling assayのプロトコル

プロトコルを確認し、Alexa Fluorを用いて安定標識済み一次抗体を形成する方法を学びましょう。 蛍光色素で標識した一次抗体を用いる利点は、異なる種の複数の抗体を慎重に選択することなく、4色以上のマルチプレックス実験を構築できることです。

蛍光色素標識済みの一次抗体を使用したマルチプレックスIHCプロトコル

蛍光色素で標識したマルチプレックス用一次抗体の混合液を用いて、IHC組織染色を行う方法をご紹介します。このプロトコルで推奨される抗体は、ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)組織や多重染色で検証済みです。

研究発表ポスター

イメージング実験を空間的表現型解析に変換するための技術や試薬を研究者から学びましょう。 当社の研究者は、イメージング実験を空間的表現型解析に変換するための技術と試薬を実証しています。 空間生物学におけるマルチプレックスIHC実験の専門家が行った、組織処理や標的および抗体パネルの選択、比色および蛍光染色ツールに関する成功事例のデータをご確認ください。

Montoya氏の 2024 SFNポスター

空間プロテオミクスのための合理的なプロセスに関するポスターをご覧ください。中枢神経系やその他の組織において、標識済み一次抗体により複数のタンパク質マーカーの迅速かつ正確な検出が可能です。 パネルのデザインや染色プロトコル、データ分析における課題をどのように克服し、脳研究を進歩させるかを確かめてください。

Niell氏のSFN 2024ポスター

1つの組織切片内で8つのバイオマーカーの正確な同定を可能にスペクトルアンミキシングによるマルチプレックスIHCに最適化されたシステムをご覧ください。 高解像度のイメージングと定量的分析により、異なる細胞集団の空間分布を測定し、脳組織の神経およびグリア細胞のサブ集団の特異的な局所性を提示します。

Montoya氏の2024 ACRポスター

サーモフィッシャーサイエンティフィックは、組織標識のための合理的プロセスを開発しました。このプロセスにより、ハイプレックスパネルに必要な標識プロセスが数時間以内に完了します。 このポスターでは、さまざまな生物学的研究アプリケーションで使用される多くの組織サンプルにわたって、統一された標識方法により 幅広いさまざまなタンパク質マーカーを検出できたことを示しています。

Clarke氏のAACR 2024ポスター

FFPE組織切片における簡略化されたワークフローをご紹介します。明視野および蛍光イメージングによって可視化される分岐ssDNAシグナル増幅と、蛍光で検出される直接標識抗体を用いたマルチプレックスIHCとの組み合わせたISHを使用しています。

Serafin氏のAAI 2024ポスター

このポスターでは、1つの染色混合液で1つのサンプルから8~10の標的を多重染色するための試薬と技術を紹介しています。 標識を繰り返す必要性が減り、ワークフローが効率化されることにより、分析に必要な時間が短縮されます。

Mooney氏のECI 2024ポスター

酵素を介した空間生物学用の増幅試薬や蛍光のスペクトルアンミキシングを利用した空間プロテオミクスワークフローの進歩により、1つの組織サンプルから8つのバイオマーカーの同時検出が可能になりました。 これにより、複雑な組織の多次元解析や単一細胞の表現型解析が促進されます。

Webセミナー

当社のWebセミナーおよびバーチャルトレーニングで、空間生物学実験にサーモフィッシャーサイエンティフィック製品を使用する際のヒントやコツ、成功事例をご覧ください。 マルチプレックスイメージングを成功させるためのサンプル調製および抗体選択、空間的表現型決定のための単一細胞データの分析について学べます。

オンラインカンファレンス: 空間生物学に焦点を当てたNature Conference

主要な実験およびコンピューター解析の進歩をカバーするため、オミクスおよびイメージング分野のリーダーから学びましょう。

Webセミナー:乳がん研究を発展させるためのハイプレックス空間プロテオミクス

このWebセミナーでは、空間生物学における酵素活性を介した増幅試薬が、どのようにしてがん研究を深めたかをご説明します。

空間生物学用の抗体の選び方

空間的生物学研究アプリケーションのためのバイオマーカーパネルの設計や染色プロトコル、抗体およびクローンの選択、データ解釈戦略に関する情報が得られます。

シングルセル分解能のデータ活用の紹介

このWebセミナーでは、シングルセル分解能のデータの扱いを始める方法と、ビッグデータ技術が新規発見にどのように役立つかを解説します。

一般的なIHCの問題を克服する

サンプルの自家蛍光や非特異的な抗体標識、蛍光のにじみ、スペクトルの重なりを防ぎ、IHCおよび空間生物学的データを得るために簡単に取り入れられるコツをご紹介します。

空間生物学研究におけるマルチプレックスイメージングのための組織サンプル調製とハンドリング

空間的生物学解析を行うための組織サンプルの取り扱いや固定、エピトープへの接近性、マウントの必要性について学びましょう。


空間生物学実験用のソリューション

空間生物学は、組織や臓器内のバイオマーカーや細胞タイプの位置情報を提供し、細胞間コミュニケーションや相関する構造組織の評価を可能にします。 当社のイメージング解析製品を用いて、単一細胞を空間的に解析してください。 サーモフィッシャーサイエンティフィックは、単一細胞解析用の高品質な試薬やアッセイ、機器を提供しています。

どの試薬が必要か迷っていますか?

空間生物学の試薬選択ツールにアクセスし、いくつかの質問に答えてください。
実験に適した試薬が見つかります。


マルチプレックスIHCの文献

空間生物学のIHC実験で使用される、組織から明確な単一細胞データを取得するための実験技術と成功事例をご確認ください。 

Organ Mapping Antibody Panel(OMAP)

OMAPを使用して複数のタンパク質マーカーを選択する方法についてご覧ください。 マーカーや抗体を選択するためのリソースを参照するのに役立つガイドです。

Spatial biology eBook

空間生物学や空間トランスクリプトーム、空間プロテオミクスについて、このebookで学べます。 R&D研究者のOggie Golub氏によるインタビューをお読みください。最新の装置やこの分野の多くのリーダーについて解説しています。


イメージングツール

空間イメージング解析の実験デザインに役立つ有用なツールをご覧ください。 相互作用を把握できるSpectraViewerを使用して励起および発光スペクトルを表示すると、さまざまな蛍光装置をマルチプレックス実験に最適な蛍光色素を選択できます。 当社の無料WebソフトウエアStain-iTを使用すると、抗体や色素による細胞染色がシミュレーションでき、実験計画やスペクトル解析のために必要な知見が得られます。


リソースおよびサポート

ヘッドライン画像:ヒトリンパ節の胚中心と髄膜にあるB細胞のIBEX画像。 画像提供: Andrea J. Radtke博士、Ronald N. Germain博士

Haloは、Indica Labs, Inc.の商標です。

For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.