ColorSEM によるEDS 分析 | Thermo Fisher Scientific

Color SEM image showing nickel, copper and zinc particles at 50 micron magnification, before and after Thermo Scientific color SEM application.

ColorSEM 技術について
関連製品 - Prisma E SEM
ColorSEM 製品紹介の e-learning
ColorSEM に関するお客様の声

Color SEM 技術：材料の特性評価における EDS 分析の革命

EDS（エネルギー分散型 X 線分光法）は、試料の元素組成を分析するための強力な手法です。しかし、別の取得システムで実行するため、データ取得に時間がかかります。Thermo Scientific ColorSEM の発売により、この問題は過去のものとなります。従来のグレースケール SEM をカラー化技術に置き換えることにより、ColorSEM 技術では手間をかけずに迅速な元素情報の取得が可能です。さらに、ColorSEM 技術は、信頼できる結果を保証する、数十年の経験に基づいたライブ定量化を使用しています。

ColorSEM は、各ユーザーがいつでも元素分析データを取得できるよう常時オンになっており、これまで以上に完全なサンプル情報にアクセスすることが可能になります。

ご納得いただけましたでしょうか？当社の動画をご覧ください。

瞬時に元素情報を取得

この動画は、30 mm² の EDS 検出器を搭載した Prisma E SEM で撮影されました。ColorSEM 技術の高速取得と併せて、組成の自動同定（AutoID）および興味のある元素が簡単に選択できることを実証しています。

重要なサンプルの構造、組成情報を見逃さない。

ColorSEM は常時オンのため、イメージの組成情報が必要なときにユーザーインターフェース（UI）を切り替える必要はありません。SEM の UI 上で EDS 結果もライブでイメージの中で見ることができます。この動画では、元素情報のデータ取得例をいくつかご紹介します。

信頼できるEDS情報

信頼性のない元素情報は役に立ちません。この動画では、ColorSEM による X線ピークのオーバーラップとデコンボリューション処理能力を示します。それによりライブカラーイメージングでも元素情報を正確に確認できます。

ColorSEM の特長

より完全な情報取得
ColorSEM技術により、より広範囲のマイクロスケール元素組成情報を得ることができます。即座にカラー結果が得られるため、研究者は全体像を確認して、他の分析方法では見落としがちな欠陥や不完全性を発見できます。

常時オン
常時 EDS 信号を検出しているカラーイメージングと元素分析の統合により、研究者は試料ごとに SEM イメージングから EDS 分析に移行する必要がなくなり、カラー画像生成のための時間を削減できます。

生産性向上
ColorSEM 技術を使用することで、従来の技術よりも 2 ～ 4 倍の速さで元素情報を取得できます。それですばやいスクリーニングも可能になります。

幅広いユーザーベース
優れた使い易さと、即座にカラー結果の取得が可能な ColorSEM 技術を利用することで、誰でも元素情報にアクセスできるようになります。それで、マルチユーザーラボ環境では、設備を使用するユーザーを増やしやすくなります。

詳細情報を希望する

EDS 分析とは？

エネルギー分散型 X 線分光法（EDS または EDX）は、材料の元素組成を検出するために、走査型電子顕微鏡（SEM）と併せて使用される分析技術です。EDS では、電子ビームと試料の相互作用によって試料から放出された特性 X 線を検出し、1 µm 以下の領域でも特性評価が可能です。EDX は、定性分析（元素の種類）および定量分析（試料中の各元素の濃度）の両方が可能です。

最新の EDS 分析では、シリコンドリフト検出器（SDD）と専用ソフトウェアを使用して、信号ピークを自動識別し、検出された各元素の原子％を計算できます。しかし、これらの従来技術ですと、特に経験の浅いユーザーは使用を尻込みしてしまうことがあります。

ColorSEM 技術によりどのように変わるのか

新しい Thermo Scientific ColorSEM™ 技術により、統合された EDS と常時オンのカラーイメージングを簡単なユーザーインターフェイスで利用できます。これにより、広範囲の情報を得ることができ、生産性の向上につながります。ColorSEM 技術は、SEM（SE または BSE）の情報を利用して、それに基づいた領域のカラー化を行います。新規のアルゴリズムを用いて、グレースケール画像をカラー画像に変換します。これにより、すべての SEM 使用者が、形状情報だけでなく化学組成情報に基づいた材料の識別も可能です。ColorSEM 技術ご利用で、より多くの試料情報へ簡単にアクセスができ、その結果、より完全な材料評価が可能となります。

デモ／見積もりを希望する

オンデマンドの e-learning

グレースケールの SEM 画像を見ているときに、試料の構造を区別するのに苦労することがよくありますか？従来の EDS 分析が面倒で、使用を尻込みしてしまうことはありませんか？新しい Thermo Scientific ColorSEM™ 技術では、常時オンの統合された EDS カラーSEM画像と簡単なユーザーインターフェイスの組み合わせで、研究者がより多くのサンプル情報を得て、生産性を向上することができます。

経歴：Brandon van Leer

サーモフィッシャーサイエンティフィック SEM と DualBeam のプロダクトマーケティングエンジニア

Brandon Van Leer は、ヒューレットパッカードのイメージング＆プリンティング・グループに材料エンジニアとして在職した後、2004 年後半にシニアアプリケーションエンジニアとしてサーモフィッシャーサイエンティフィックに入社しました。その後、長年にわたり北米の SEM、FIB、および Small DualBeam のアプリケーションチームを率いてきました。現在は、マテリアルサイエンスビジネスユニットのビジネス開発および製品マーケティングのエンジニアを務めています。Brandon は、電子材料およびポリマーの材料の特性評価と開発に注力してきました。さまざまな分析手法において、15 年以上の経験があり、9 年以上にわたって SEM および FIB のアプリケーションに専念しています。Brandon の現在の研究における関心は、FIB 技術を使用した 3D 構造のナノスケール構築です。Brandon は、オレゴン州立大学で物理学の学士号（1988）および電気工学の修士号（2002）を取得しました。MSA、MRS、および IEEE のメンバーです。

e-leaning を視聴する理由

ColorSEM を使用することで、より完全な試料情報確認が可能になり、欠陥を含む重要な構造情報を見逃さない検出する方法をご覧いただけます。
常時オンのカラーイメージングと元素分析の統合により、いかにカラー画像の生成に費やされる時間を削減できるかを学ぶことができます。
ColorSEM 技術を使用することにより、従来の手法よりも 2 〜 4 倍の速さで元素情報を取得できることをご覧ください。

対象者：

故障解析および根本原因究明に SEM を使用したいエンジニア
マイクロスケールのイメージングと元素組成に関心のある研究者
材料の特性評価に SEM を使用する科学者および研究者

e-leaning にアクセスするには、以下のフォームに記入してください。

* 必須

名（例：太郎、たろう）

姓（例：山田、やまだ)

会社／団体

ご要望：

営業担当からの連絡を希望する

デモを希望する

お客様のご意向に沿うためには、当社から電子メールで連絡することを許可していただく必要があります。提供された個人情報は、プライバシーポリシーに従い利用されます。

サーモフィッシャーサイエンティフィックの製品およびサービスに関する email を受け取ることに同意します。

このサイトはreCAPTCHAによって保護されています。また、Googleのプライバシーポリシーおよびサービス規約が適用されます。

ColorSEM に関するお客様の声

Dennis と Marina Manuel は、ColorSEM 技術を使用した Thermo Scientific Prisma のライブデモで経験しました時間の節約と生産性の向上についてコメントしています。

ColorSEM テクノロジーについて