信頼性と汎用性に優れた装置の利用によりサンプル保存ワークフローを改善

Thermo Scientificのバーコードリーダー、プレートシーラー、チューブキャッパー/デキャッパーは、処理時間の短縮、ワークフローの効率向上、サンプルの完全性の確保に貢献し、世界中のラボで信頼されています。当社の装置の設計は、パフォーマンス面での信頼性、Thermo Scientificの消耗品との適合性、さまざまなスループットニーズに適合する拡張性、実装と利用時の簡便性をもたらします。


スループットに合わせたキャリブレーション

当社のサンプル保存用装置は、ラボでのサンプルスループットに対するニーズがどのようなものであれ、ワークフローの効率、速度、信頼性を向上させることができます。当社のポートフォリオには、手動操作型と自動操作型の装置オプションが用意されており、ラボで1日に取り扱うサンプル数が数個であっても数千個であっても、サンプル保存ワークフローの強化を後押しします。

2Dコードリーダー

 

キャッパー/デキャッパー

プレートシーラー


利用可能な速度範囲

シングルチューブの迅速な読み取り

最短約1秒/フルラック

約4秒/8チューブ

60秒未満/ラック全体

10~15秒/プレート

2~3プレート/分

5~6プレート/分

 

利用可能なオペレーションタイプ

ハンドヘルド/マニュアル

自動

ハンドヘルド/マニュアル

ハンズフリー/自動

マニュアル

自動

対応可能なスループット範囲

3~5ラック/日

10ラック以上/日

 


消耗品との適合性

当社のサンプル保存用装置のポートフォリオは、世界中でもっとも広く使用されているThermo Scientificの消耗品に適合するよう設計されています。Thermo Scientificバーコードリーダーは、チューブおよびラック上に表示される1D、2D、リニア、および目視用コードの読み取りに対応しています。当社のキャッピング/デキャッピング装置は、NuncおよびMatrixのさまざまなチューブやラックと適合性があります。Thermo Scientificプレートシーラーは、ディープウェルプレート、マイクロプレート、ウェルブロック、ラック入りチューブに対応しており、ヒートシールや接着シールを始め、リッドやキャップマットについてもさまざまなタイプを利用できます。当社の装置は柔軟性に配慮して設計されているため、各自のラボのプロセスや設定にそのまま適応し、多くの統合ラボオートメーションシステムでも利用可能です。 


サンプルの安全性向上

バーコードリーダー、プレートシーラー、キャッピング/デキャッピング装置は、作業の速度と効率の改善という明らかなメリットをもたらすだけでなく、貴重なサンプルの安全性向上にも貢献します。キャッピング装置を利用することで、チューブシーリング時に最適なトルクを実現できるだけでなく、キャッピングとデキャッピングを繰り返した際にシールの完全性が損なわれるリスクも低減できます。同様にプレートシーラーでは、用いるシールの材質や種類に応じて、プレート全体に適切なシール圧力を均一にかけられます。バーコードリーダーの利用はデータエラーを低減し、処理および保存のプロセスを通じて確実な追跡を可能にします。当社の信頼性の高いサンプル保存用装置は、ワークフローを簡素化し、サンプルの完全性についての信頼性を高めます。

サンプルの安全性にとってチューブシーリング時の適切なトルクが重要

長期の極低温保存中の蒸発によるサンプルの損失は一般的に生じる問題ですが、その影響は軽微な場合もあれば、悲劇を招く場合もあります。キャッピング時にチューブクロージャーに加えられるトルクが、解凍と凍結のサイクルを繰り返した後のサンプル損耗にどのように影響するかについては、ここに用意した調査結果でその詳細を確認することができます。

 


操作性

ハンドヘルド手動装置から、完全統合型ラボオートメーションコンポーネントにいたるまで、当社のサンプル保存用装置は、操作性に優れ、即時使用が可能で、長期的な信頼性も確保されるよう設計されています。手動装置には人間工学に基づいたグリップが装備され、堅牢な機械部品が使用されており、ユーザーにかかる身体的負担と反復ストレス傷害のリスクが軽減されるよう配慮されています。

自動装置には、シンプルで明確なユーザーインターフェース、タッチ操作、直感的なソフトウェアが組み込まれており、迅速な起動の実行と継続を支援します。ワークフローの柔軟性についても配慮されており、消耗品のサイズやフォーマットの切り替えもその場で簡単に実施できます。

より手頃な価格での自動化

当社のサンプル保存用装置のポートフォリオは、ラボのワークフローの効率向上を目指して設計されています。各自のワークフローに必要なその他の機器と組み合わせることにより、ラボオートメーションのスケールアップを適切なペースとコストで進めることができます。

一般ラボ用。