PCRやクローニングなど、DNAに関するよくあるご質問とその回答をまとめました。DNA実験を行うまえにこの記事をチェックしてみてください!
▼もくじ
プライマーのチューブに記載されている nmol で表されているプライマーの量を確認します。例えば、プライマーチューブに 24 nmol と記載されている場合、100 μMのストックを作成するには下記の式で計算します。
$$24nmoltimes frac { L }{ 100mu mol } times frac { 1mu mol }{ 1,000nmol } times frac { { 10 }^{ 6 }mu L }{ 1L } =240mu Lquad$$
100 μMはよく使用されるストックの濃度です。上記の計算式を簡単にする場合は、プライマーの量(nmol)に10を掛けると、100 μMのストックを作成する際に必要なプライマーを溶かす溶液の量 (μL)が算出できます。
Taq DNAポリメラーゼは、PCR産物の3’末端にAを付加するため、TAクローニングやTOPO TAクローニングにオススメです。
Taq DNAポリメラーゼと高い校正能力を持つ酵素をブレンドしたものもTAクローニングに適しています。また、3’末端にAを付加するためにPCR反応後にTaqを添加するのもオススメです。
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TOPOクローニングやGatewayクローニングの場合、インサートとベクターのモル比は1:1、制限酵素処理/ライゲーション反応の場合、インサートとベクターのモル比は3:1がオススメです。
また、下記の計算式を使用することで、モル比に適したインサートDNAの量を算出できます。
$$インサートDNAの量(ng)=frac { [モル比][インサートDNAのbp数][ベクターDNAの量(ng)] }{ [ベクターDNAのbp数] } $$
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