Image of Hoechst® 33342 packaging

蛍光顕微鏡の核対比染色

Hoechst® 33342核酸染色は、一般的な細胞浸透性の核対比染色で、二本鎖DNAと結合すると青色蛍光を発します。この色素はアポトーシス細胞における凝縮濃縮核の区別や、ブロモデオキシウリジンと組み合わせた細胞周期の研究に使用されることが多いです。また溶液としても利用可能です (Cat. No. H3570)。

このプロトコルは以下に使用できます:

  • 蛍光顕微鏡における核酸(核)染色

このプロトコルは以下に使用できません:

  • フローサイトメトリー

このプロトコルには以下が必要です:

プロトコル

Hoechst®色素保存液の調製

1.10mLの脱イオン水(diH2O)に1バイアル(100mg)の内容物を溶解して、Hoechst®色素保存溶液を調製し、10mg/mL (16.23mM)の溶液を調製します。注: Hoechst® 色素は水への溶解度が低いため、必要に応じて超音波処理して溶解します。 10 mg/mlのHoechst®保存溶液は、2~6° C で最大6ヶ月間、または≤ - 20 ° Cで長期保存できます。

細胞の標識化

1.適切な培地と蛍光顕微鏡用の容器で細胞を培養。
2.PBSでHoechst® 保存溶液を1:2,000に希釈して、Hoechst® 染色溶液を調製。
3.培地を除去。
4.染色溶液を添加して細胞を浸す。
5.光を遮断して5〜10分間、インキュベート。
6.オプション:希望により、染色溶液に浸した状態から細胞を直接画像化。
7.染色溶液を除去。
8.PBSで細胞を3回洗浄。
9.細胞を画像化。
スペクトル情報と保存
  Hoechst® 33342
励起/蛍光 (nm) 350/461
標準フィルターセット DAPI
EVOS®ライトキューブ DAPI
保存条件 2–6°C or ≤–20°C

 

 

プロトコルのヒント

  • Hoechst®色素は既知の変異原であり、注意して取り扱い下さい。
  • PBS中にHoechst®色素を溶解することはお勧めしませんが、リン酸含有バッファーには色素を希釈した溶液を使用できます。
  • 未結合Hoechst®色素は、510〜540 nmの領域で蛍光が最大になります;色素の使用量が多すぎる場合、緑色ヘイズ(もや)が見られることがあります。
  • Hoechst®色素による蛍光シグナルは、ブロモデオキシウリジンにより消光されます。

ヒト線維芽細胞のマルチカラー染色
ヒト線維芽細胞のマルチカラー染色。 培養ヒト新生児皮膚線維芽細胞を固定および透過処理し、チューブリン(赤色蛍光) 、アクチン(緑色蛍光) 、および核(青蛍光 Hoechst® 33342 色素染色しました。