今回も引き続きリアルタイムPCR装置の高精度の秘密をお伝えします。みなさん、マイクロピペットの校正はされていますか?ピペッティングが正確だったとしても、PCRプレートやチューブ、キャップやシールの厚さや光の透過度の誤差を考えたことはありますか?リアルタイムPCR装置の蛍光の検出感度が高ければ高いほど、こうした誤差の影響が実験データに反映されやすくなりますよね。
そこで、弊社のリアルタイムPCR装置は、それらの誤差を補正する機能が備わっています。その鍵をにぎるのがROX™ Dyeです。
弊社のリアルタイムPCR装置は、ROX™ Dye の値を用いて、これらのネガティブな要素の影響を極力少なくする工夫をしています。「この機器は、1ウェルずつ励起、検出するのでウェル間の誤差が生じないため、ROX™ Dye 補正は必要ありません。」という話を耳にすることがありますが、さて、この考え方は正しいのでしょうか。分光光度計で測定する状況を考えて見ましょう。キュベットにサンプルを入れたときに吸光度の値は変動し続けませんか?そのため通常は数回測定して、その平均値を測定されていると思います。光源と検出部が一つしかない分光光度計であっても、瞬間での測定値には誤差が発生するわけです。
弊社のリアルタイムPCR装置は、前回お伝えしたマルチコンポーネントシステムと今回お伝えしたROXによって蛍光シグナル補正を行い、高精度な測定結果を出せるというわけですね。では次回はこれらがどのくらいの威力を発揮するのか、実際のデータに基づいて見て行きましょう!
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