AA(SOLAAR・iCEシリーズ) FAQ

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D2ランプの交換手順をおしえてください

 

D2ランプ交換と調整手順

 

【iCE3300Series】

1.1 D2(重水素)ランプ交換方法

1.1.1 装置のカバーを外す

プラスドライバーにて装置右側面にある4か所のネジを外します。
カバー下側を装置右斜め上に持ち上げ、カバーを外します。

ご注意

  • 装置の電源を切った状態で行ってください。
  • D2ランプ使用直後は熱い可能性があるため、15分間ランプが冷却するまでお待ちください

1.1.2 D2ランプを外す

ランプケーブルのケーブルを外す
六角レンチで固定ネジを緩め、ランプを反時計方向にまわしてマウントから引き抜きます。

 


MEMO

  • ランプを引き抜く際に、ランプの向きを確認しておきます。


1.1.3 D2ランプを取り付ける
新しいランプを向きに注意しながらマウントに取り付けます。時計方向にまわしてから、ランプ固定ネジを締めます。ケーブルをソケットに取り付けます。

1.2 D2(重水素)ランプ光軸調整

1.2.1 D2ランプの点灯
SOLAARソフトウェアを起動し、D2ランプ補正を行うメソッドとランプにて光学系設定を実施。

ご注意

  • 光学系設定でエラーが発生する場合は、再度D2ランプの取付位置を確認してください

1.2.2 D2ランプの光軸調整
SOLAARソフトウェアのスペクトロメータステータスのD2ランプバーグラフが最大となるように、調整ネジを回します。


MEMO

  • D2ランプ(%)バーグラフが100%以上にスケールオーバーしたら、オートゼロをかけてください


最後に光学系設定を行い、エラーもしくは警告メッセージが表示されたに事を確認し、装置のカバーを締めてください。

【iCE3400/3500Series】

1.1 D2(重水素)ランプ交換方法

1.1.1 D2ランプを外す
装置上面のD2ランプカバーを開けます。


ご注意

  • 装置の電源を切った状態で行ってください。
  • D2ランプ使用直後は熱い可能性があるため、15分間ランプが冷却するまでお待ちください


ランプケーブルソケットを取り外し、六角レンチを用いてランプ固定ネジを緩め、ランプを反時計方向に回して、マウントから引き抜きます。取り外した際のランプの向きを覚えておいてください。

1.1.2 D2ランプを取り付ける
新しいランプを1.1.1を参考に、向きに注意しながらマウントに取り付けます。時計方向に回して、ランプ固定ネジを締めます。ソケットにランプケーブルを取り付けます。

1.2 D2(重水素)ランプ光軸調整

1.2.1 D2ランプの点灯
SOLAARソフトウェアを起動し、D2ランプ補正を行うメソッドとランプにて光学系設定を実施。

ご注意

  • 光学系設定でエラーが発生する場合は、再度D2ランプの取付位置を確認してください

1.2.2 D2ランプの光軸調整
SOLAARソフトウェアのスペクトロメータステータスのD2ランプバーグラフが最大となるように、調整ネジを回します。


MEMO

  • D2ランプ(%)バーグラフが100%以上にスケールオーバーしたら、オートゼロをかけてください


最後に光学系設定を行い、エラーもしくは警告メッセージが表示されたに事を確認し、装置のカバーを締めてください。

ゼーマンファーネスのコンタクトコーン交換手順を教えてください。

GF95Z - GFS35Z コーン 交換方法
ゼーマンファーネスのコーンを交換するには、次の部品と工具が必要です。

  • 3mm 六角レンチ
  • 13mm レンチ
  • スクリュードライバー
  • P/N 942339395181 Contact Cone Replacement Tool for GF95Z & GFS35Z
  • P/N 942339395161 Graphite Contact Cones for GF95Z & GFS35Z P/N 420316684441 Furnace Window Tool (optional)

ご注意

  • ファーネス電源の2本の電源ケーブルを抜いていることを確認します。

ゼーマンファーネスヘッドが上の写真です。
センターブロックを移動させるため、サイドカバーを取り外してください。

サイドカバーを固定している2本のネジを外し、サイドカバーを取り外します。
これにより、ホースを解放し、ブロックの取外し取付の際のホースの移動を容易にする事ができます。

13mmのレンチを使用しマグネット固定用ボルトを取り外します。
マグネットの2つの半分に上に保持し、前方にファーネスヘッドを傾けます。慎重にフロントのセグメント マグネットをさげます。

ファーネスヘッドの裏側にオープン磁石の背面半分を固定する留め金があります。マグネットの背面半分を持ち上げて、留め金に固定します。

 

ご注意

  • マグネットが開いている時に留め金を解除しないように注意してください。 指を怪我する可能性があります。

ファーネスは上の写真のようになります。ファーネスから両方の石英窓を外してください。窓はOリングによってで固定されています。ファーネスの石英窓ツールを使用したり、回転させながら除去することができます。

 

ご注意

  • ウィンドウを炉内で交換する前にクリーニングする必要があります。グ リースは、ウィンドウまたはそのOリング上で使用されるべきではありません。

 

クランプレバーを解放し、それが中央ブロックに残っている場合は、キュベットを外します。また、安全に保管するためのサンプルコーンを取り外します。

2つの位置決めピンから外すには右にセンターブロックをスライドさせます。ホースを引張り出しセンターブロックを出し易くします。

図面は、上記のコンタクト コーンの交換ツールは、古いコンタクトコーンの取外しに使用される方法の一般的なレイアウトを示しています。スクリューキャップに電極から円錐を引っ張るために使用されます。以下の指示は、それがどのように行われるかを示しています。

取外すコーンの上にジャックと所定の位置にそれを接続し コーン ジグを配置します。

コーンジグにネジをスライドさせ - ジャック。

コーンジグを挿入 - ナットを電極に上記の写真のように。それは、コンタクトコーンに対してぴったりになるまでネジにナット - コーンジグをねじ込みます。

ネジの締め付けは、電極から出て、コーンジグにコーンを引っ張ってくる - ジャック。コンタクトコーンは、電極の自由になるまでレンチでネジを回し続けます。コンタクトコーンが自由である場合には、左側のコンタクトコーンを取外すためコンタクトコーンの交換ツールを分解します。

 

ご注意

  • 一度電極から取外したコーンは、再利用することができません。

上の写真に示す構成でコンタクトコーン交換ツールを置くコンタクトコーンのプロセスを繰り返します。 今、両接触コーンがを取り外していることが、新しいコンタクトコーンを挿入するには、以下の手順に従ってください。

同じコンタクトコーンの交換ツールは、新しいコンタクトコーンを挿入するために使用されます。上の写真に示すように、唯一の違いは、部品の向きにあります。

石英窓が接続された側から電極にコーンジグジャックを挿入します。

コーンジグジャックの穴から六角頭ネジを挿入します。

上の写真のようにキュベットコーンのコーン部は、コーンジグナットの凹部に収まります。キュベットコーンが電極の金属と接触するまで、コーンジグナットは六角頭ネジにねじ込まれます。キュベットコーンが中心とまっすぐ電極にそれを描画するために進む前にしていることを確認します。

六角レンチを使用すると、電極に接触コーンを引き込み締めます。コンタクトコーンは、開口部と接触円錐を電極に引き込まれているようにグラファイトの小さな層が削り取られるよりも若干大きくなるように設計されています。

 

ご注意

  • それは角度で引き込まれている場合、コンタクトコーンが破損することができます ように、コンタクトコーンはストレートに引き出されれていることを確認してください。

 

コンタクトコーンはショルダが金属電極に対してタイトになるまで引き込まれるべきです。これはショルダをスナップすることができるように締めすぎないでください。コンタクトコーンは、六角レンチを緩めて、コーンと電極からのコンタクトコーンの交換ツールを取り外し使用して、その後正しく装着。

左側の電極に接触コーンを挿入するためのプロセスを繰り返します。これは、上の写真に示す向きにする必要があります。

ホースの案内位置決めピンの上にセンターバックのブロックを再挿入します。代わりにセンターブロックを保持するためにクランプレバーを使用してドアを閉じている間。ファーネスの左側のホースをは挟んだり、捻じれたり、破損していないことを確認します。サイドカバーを取り付け、2本のネジで固定します。マグネットの後半部を保持しながら慎重に、マグネットの後半部のための留め金を保持する留め金を解除。ゆっくりとマグネットの近くをしましょう。直立炉スタンドとマグネットの前半を閉じます。挿入し、指がボルトを確保マグネットを締めます。

ボルトは、手締めしその後レンチで1/4回転以上締める必要があります。

 

ご注意

  • マグネット固定用ボルトを締め過ぎないでください。
    キュベット通常の手順に従って再挿入して使用していするためのシステムの準備が整いました。

ホロカソードランプとD2ランプの保証について

ホロカソードランプ
購入後1年かつ5000mA・h(電流値×時間)以内です。

 

D2ランプ
購入後1年かつ500時間以内です。

Ca/Mg複合ランプを用いた波長校正方法を教えてください

分光器再校正手順

 

【初めて分光器校正(OQテスト)を実施する場合】

ご注意

  • こちらの作業を行うにはサーモ製Ca/Mg複合ランプが必要となります。
1.1 準備

1.1.1 Ca/Mgホロカソードランプを装置のターレット6番に装着する。
1.1.2 PCを起動し、SOLAARソフトウェアを起動する。

MEMO

  • iCEの電源を入れる必要はありません。

1.1.3 SOLAAR起動画面の「OK」をクリック

1.1.4 SOLAARソフトウェアの「実行」⇒「通信」⇒「通信ポートを設定」をクリック

1.1.5 通信ポート画面のポート番号を確認後、「OK」をクリックする。
(例:COM4 (シリアルポート4) )

1.1.6 終了をクリックし、SOLAARソフトウェアを終了する。

1.2 波長校正の実施

1.2.1 原子吸光装置の電源スイッチを入れる。
1.2.2 「スタート」⇒「すべてのプログラム」⇒「Thermo SOLAAR」⇒「Oqtests」をクリックし実行します。

MEMO

  • SOLAARは起動しないでください
  • ファーネスもしくは電気炉がセットされている場合は、ファーネスヘッドを手前に倒すもしくは電気炉を外してください。

1.2.3 Oqtests起動画面の「OK」をクリックする

1.2.4 初めてOqtestsを起動した場合、データベース作成画面が表示されますので「OK」をクリックする。

1.2.5 SOLAARソフト画面の「実行」⇒「通信ポートを設定」をクリック。

1.2.6 通信ポート画面のプルタブをクリックし、1.1.5項で確認したポートを選択しOKをクリックする
(例:COM4:(シリアルポート 4) )

1.2.7 Oqtests画面の「表示」⇒「カスタマー診断」をクリックする

1.2.8 カスタマー診断画面の「較正」をクリックする

1.2.9 較正ウィザード:準備画面の「モノクロメータ較正」にチェックをいれ、開始をクリックする。

1.2.10 自動認識タイプで無いCa/Mgランプを使用した場合、下記メッセージが表示されますので6番ターレットに装着しているのを確認し、OKをクリックする。(自動認識タイプの場合は表示しません)

1.2.11 分光器校正が実行され、完了すれば元の画面(1.2.8項の画面)に戻ります。
下図は分光器校正実行中の画面。完了するまで約10分ほどかかります。

ご注意

  • エラー表示が出た場合は再度1.1.6項目から実施してください。
  • 2-3回実施してもエラーが解消しない場合はカスタマーセンターへご連絡願います

1.2.12 カスタマー診断画面を終了し、通常分析に使用するSOLLARソフトを起動し通常通りご使用ください。

 

【2回目以降:分光器校正(OQテスト)を実施する場合】

ご注意

  • こちらの作業を行うにはサーモ製Ca/Mg複合ランプが必要となります。
1.1 準備

1.1.1 Ca/Mgホロカソードランプを装置のターレット6番に装着する。
1.1.2 原子吸光装置の電源スイッチを入れる。
1.1.3 「スタート」⇒「すべてのプログラム」⇒「Thermo SOLAAR」⇒「Oqtests」をクリックし実行します。

MEMO

  • SOLAARは起動しないでください
  • ファーネスもしくは電気炉がセットされている場合は、ファーネスヘッドを手前に倒すもしくは電気炉を外してください。

1.1.4 Oqtests起動画面の「OK」をクリックする

1.1.5 Oqtests画面の「表示」⇒「カスタマー診断」をクリックする

1.1.6 カスタマー診断画面の「較正」をクリックする

1.1.7 較正ウィザード:準備画面の「モノクロメータ較正」にチェックをいれ、開始をクリックする。

1.1.8 自動認識タイプで無いCa/Mgランプを使用した場合、下記メッセージが表示されますので6番ターレットに装着しているのを確認し、OKをクリックする。(自動認識タイプの場合は表示しません)

1.1.9 分光器校正が実行され、完了すれば元の画面(1.2.8項の画面)に戻ります。
下図は分光器校正実行中の画面。完了するまで約10分ほどかかります。

ご注意

  • エラー表示が出た場合は再度1.1.6項目から実施してください。
  • 2-3回実施してもエラーが解消しない場合はカスタマーセンターへご連絡願います

1.1.10 カスタマー診断画面を終了し、通常分析に使用するSOLLARソフトを起動し通常通りご使用ください。

ファーネス電源部の冷却水入口フィルター清掃方法を知りたい

準備する物: 1インチスパナ又はモンキースパナ、マイナスドライバー、フィルター清掃に使用する洗剤、ブラシ、水
エラー1049 ”ファーネス クーラント流量が低すぎます。” が表示された場合ファーネス電源部の冷却水フィルターの目詰まりが主な原因と考えられます。
この手順では、フィルタの取り外し方、清掃、交換の手順を説明します。

フィルターはファーネス電源ユニットの右側面の後部下の給水口フィッティングのジョイント内にあります。

フィルタアセンブリに差し込んでいるホースを固定するクランプを緩め、 ホースを継手から外します。 継手からホースを外す為切っても良いです。1 インチスパナ又はモンキースパナを使用してフィルタアセンブリを外します。(下のフィルタアセンブリの写真を参照) 継手からホースを外さない場合は、ランプを緩めた状態で継手とホースを空ら回ししながらスパナでフィルタアセンブリを外します。

フィルターはOリングによりフィルタアセンブリに固定されています。Oリングとフィルターを取り外します。(下の写真を参照)

フィルターは金属製で、ブラシを使って石鹸と水できれいにできます。フィルターが腐食していたり、清掃出来ない状態の場合は、新しい冷却水フィルターと交換してください(P/N420122900071)。Oリングが損傷している場合、新しいOリングと交換します(部品番号420122900051)。フィルタアセンブリのOリングをチェックし、損傷していないことを確認します。損傷している場合は、新しいOリングと交換します(P/N 420122900061)。
フィルターをアッセンブリ内に入れ、Oリングを押し込み固定し、フィルタアセンブリを組み立て直します。次に、フィルタアセンブリを給水口フィッティングにねじ込み、スパナで締めます。ホースをフィルタアセンブリに差し込みホースクランプで固定します。冷却水循環装置を起動し水漏れが無いか確認します。


アプリケーション

キュベットの寿命について

標準キュベット:約300回
パイロキュベット:約1000回
ELCキュベット:約3000回

 

使用する温度・酸の種類や濃度によって変わるため、ひとつの目安として参考にしてください。
基本的に温度、酸濃度が高くなるほど寿命は短くなります。

ホロカソードランプ(HCL)の種類と選択ガイド

各特長

自動認識(Data Coded)タイプ
  • 7本ピン
  • ランプを挿し込むと適正な電流値(外箱記載の最大電流値)が自動入力され、また元素が自動に認識される
マニュアル設定(Uncoded)タイプ
  • 2本ピン
  • 足適正な電流値(外箱記載の最大電流値)と元素は手動入力が必要
  • 価格は自動認識タイプよりも安価
単元素タイプ
  • 1本のランプで複数元素の測定が可能
  • 単元素ランプをバラで購入するよりもリーズナブル
低コストタイプ
  • バリュータイプと呼ばれる廉価版ですが、サーモフィッシャー標準タイプと同等の保証が付いてリーズナブル
  • 対応元素の種類は標準タイプよりも少ない

ソフトウエア

最新のソフトウェアバージョンと対応PCを教えてください

AAソフトウェア 最新バージョンリスト

対応装置 最新バージョン 対応OS
iCE3000Series Solaar ver11.11 Windows 7 Professional
SOLAAR S Series Windows 10 Professional
SOLAAR M Series Windows 10 Enterprise

 

2021年11月時点

SOLAARソフト メソッドとデータのバックアップ方法

C:\SOLAARM\DATA フォルダー内のデータをすべてバックアップしてください

結果の小数点桁数を変更したいのですが

SOLAARソフトウェア上の結果の所で右クリックし、オプションを左クリックする

表示タブをクリックする

下記で小数点桁数の変更を行い、適用→OK

サンプルを噴霧すると濃度を表示する方法

結果の検量線を選択し溶液を噴霧するとスペクトロステータスの吸光度表示を濃度表に変更することができます。

1. 濃度表示したい結果の所で右クリック→メソッドを表示をクリック

2. カレント作成をクリックし、OKをクリックする

3. 光学系を設定をクリックし、フレームを点火後、フレーム設定をクリックする
4. 検量線の最大濃度の溶液を噴霧し、結果とほぼ同じ吸光度を指すか確認する。
5. スペクトロメータステータスを右クリックし、濃度を表示をクリックする

6. 濃度表示したい溶液を選択する。

7. 検量線を選択すると吸光度が濃度表示に変わり、噴霧される溶液の濃度が表示されます。


仕様・ユーティリティ

アセチレンガスボンベの取扱について

緊急時に即座に閉めることができるようにガスボンベの開は90°程度(最大180°)としてください。
ボンベの残圧が0.7MPa未満になりましたら、使用を中止し新しいボンベに交換してください。
残圧が少なくなりますとボンベからアセトンが混入し装置の故障の原因となります。
またボンベは必ず立てた状態でご使用ください。

ガスの純度と供給圧力、圧縮空気の供給圧力を教えてください

フレーム部

旧ガスボックス(圧力制御タイプ)
ガス名 純度 圧力(MPa) 備考
アセチレン(C2H2) 98.5%以上 0.062 溶接用で可
亜酸化窒素(N2O) 99.9%以上 0.275 医療用は不可
圧縮空気(Air)   0.21 ラインフィルターを設置してください
 
現行ガスボックス(マスフロー制御タイプ)
ガス名 純度 圧力(MPa) 備考
アセチレン(C2H2) 98.5%以上 0.062 溶接用で可
亜酸化窒素(N2O) 99.9%以上 0.275 医療用は不可
圧縮空気(Air)   0.275 ラインフィルターを設置してください

 

ファーネス部

ガス名 純度 圧力(MPa) 備考
アルゴン(Ar) 99.999%以上 0.11  

フレームに必要な排気風量と適正設置位置を教えてください

排気風量:2800L/min以上(風量が多ければダンパーで調整)
設置位置:装置を置くテーブルの天板から670~750mmの高さに250×250mm程度の排気フード

iCE or SOLAAR装置の最大消費電力を教えてください

各部 最大消費電力(W)
iCE or SOLAAR本体 300
ファーネス部(200V) 7200
ゼーマン部(200V) 1500
冷却水循環装置 1100
オートサンプラーASX260,280 100
オートサンプラーASX520,560 200
自動希釈装置ID100 50
水素化物発生装置VP100 100
水素化物発生装置HYD100 600
水素化物発生装置 電気炉HYD20 800
標準的なPCおよびモニター 460
標準的なプリンター 200

ファーネスに必要な排気風量と適正設置位置を教えてください

排気風量:200L/min以上(風量が多ければダンパーで調整)
設置位置:局所排気ファンをファーネスヘッド上に設置し、排気ダクトに接続します。

SOLAARソフトウェアのツールバーが消えてしまった時の対処

ツールバーが消えてしまった

下記のように正常に戻すには2通りの方法があります

手順1.ファイル、編集・・・・の並びの上を右クリックする方法

1. ファイル、編集・・・の並びの上の何も表示がない所で右クリック

2. 表示された標準ツールバーをクリック

3. ツールバーが再表示されます

手順2.表示(V)から表示させる方法

1. 表示(V)をクリックする

2. ツールバーをカスタマイズをクリック

3. ツールバータブをクリックし、標準ツールバーにチェックを入れて、クローズ

4. ツールバーが再表示されます


トラブルシューティング

光学系設定でエラーが生じたらどうすれば良いですか?

エラーMD2018,2019,2024,2065,2066,2070,3030,3031のエラーが生じたら、

  1. 装置本体の電源offとon
  2. ランプをセットするターレット位置を変更
  3. ランプ交換もしくは他の元素でも起きるかを確認
  4. CaMg複合ランプを用いた波長校正を実施

通常より感度(Abs)が低い場合の対処方法

下記をお試しください
方法1フレーム原子吸光 感度調整手順
方法2シリンジを使ってネブライザーの詰まりを取り除く方法

 

【方法1:フレーム原子吸光感度調整手順】

通常お客様が測定する元素と標準液にて調整可能です。

 

1. 装置を起動し光学系設定、フレーム設定後に標準液を噴霧しインパクトビーズ調整ツマミを前後に動かし吸光度(Abs)が最大になる様に調整。
もしくはマイクロ調整ツマミを回転させAbs が最大になる様に調整

2. 前後位置調整ツマミを回し、前後に移動させAbs が最大になる様に調整

3. バーナーハンドル(黒い樹脂部)を回しAbs が最大になる様に調整
※フレーム金属部分は高熱となっています!火傷しますので十分気を付けてください。

4. 上記操作でも感度が戻らない場合は、シリンジを使ってネブライザーの詰まりを取り除く方法を参考に洗浄専用のワイヤーをネブライザーに通し清掃、をキャピラリーチューブ交換、ホロカソードランプ交換を実施してください。
下記の1.バーナーハンドル、2.前後位置調整ツマミ、3.インパクトビーズ を調整

【方法2:シリンジを使ってネブライザーの詰まりを取り除く方法】

準備するもの:大き目のシリンジ、適切な大きさのチューブ、ビーカー、脱イオン水あるいは希釈した酸(1%程度の硝酸)


ご注意

  • 酸を用いる場合は扱いに十分注意し、必要であれば防護めがね、手袋を着用してください。

 

1. スプレーチャンバーからネブライザーを外します。(図 1,2参照)

図1
図2
  • ネブライザーのサイドアームからホースを外します。ネブライザークリップネジ(マイナスネジ)を緩めネブライザークリップを右にスライドします。
  • ネブライザー手前に引張り、スプレーチャンバーから外します。ネブライザーはスプレーチャンバーのキャップに、きつく入っているかも知れません。その場合、ネブライザーのサイドアームを持って、上下に揺らしながら(回しながら)手前に引くと外し易くなります。またネブライザーを外した際に、Oリングが一緒に出てくる場合がありますが、このOリングはネブライザーを取り付ける際に再度必要となります。
図3

2. チューブの大きさを変えながらシリンジとネブライザーのキャピラリーチューブをつなげます。(図4、5参照)

図4
図5

3. ネブライザーのテフロンノーズ側の先端を脱イオン水または酸(1%程度)に入れます。
ネブライザーのサイドアーム以上は水に入れないようにして下さい。

図6

4. シリンジのピストン棒をゆっくり引っ張ります。
ネブライザーが逆方向に水を吸います。これで詰まりを取り除き、洗浄ができます。詰まりを分解または緩くするために、水を吸わせ続けるのではなく、少し間を空けながら吸わした方が良いでしょう。


ご注意

  • 決してシリンジを押さないようにしてください。チューブがはずれ、水が吹き出ます。


もし水をまったく吸わないのであれば、超音波洗浄にかけると良いでしょう。またネブライザープローブを水が流れる方向に入れてみるのも良いでしょう。これらを行う場合はネブライザーからキャピラリーチューブを外す必要があります。ネブライザーの穴にプローブ(クリーニングワイヤー)を入れ、反対側から出てくるまでプローブを入れていきます。クリーニングワイヤーを外し、キャピラリーチューブとシリンジを付けます。そしてネブライザーが水を吸い上げるかどうかを試します。


ご注意

  • ネブライザープローブは必ずキャピラリーチューブをつなぐ方の穴から入れてください。テフロンノーズの方から入れないでください。故障の原因となります。

フレームの炎が不安定です。

  • ドレインの排出が悪い可能背があります。ドレインホースが廃液の液面より下に浸かっていませんか?ホース先端と液面とは空間を開けてください
  • ドレインホースの経路が浮いて排出が悪い可能性があります。廃液がスムーズに流れる様にドレインホースを配置してください
  • バーナースロットが汚れていませんか?洗浄してください
  • ネブライザーの洗浄、インパクトビーズの位置調整を行ってください

イグニッションするがフレームが点火しない

  • バーナースロットが汚れていませんか?洗浄してください
  • イグニッション電極の先端が汚れていませんか?先端を清掃してください。炭化していれば研磨してください。
  • イグニッション電極の位置が悪くないですか?付属のジグを用い角度を曲げて微調整してください

故障かな?と感じたら

PCなどの付属品を含め、一度装置をシャットダウンし(ガスも止めて)、再度起動してください。
それでも回復しない場合はテクニカルサポートへご連絡をお願いいたします。

 

原子吸光テクニカルサポート宛
電話:0120-753-670(ガイダンス4番の後に1番)
メール:Support.jp@thermofisher.com