デジタルトランスフォーメーション(DX)で創薬を加速する

DXの進化と創薬

デジタルテクノロジーの進化によって、私たちの働き方は大きく変化しました。また創薬の分野においては、新薬などの次世代の新しい治療法も、今まで以上に速いスピードで、市場に登場するようになりました。今や世界中の製薬会社にとって、市場競合力をさらに強化するためには、デジタル戦略をベースとしたDXの導入が不可欠です。例えば製薬企業の医薬品製造における品質管理等では、LIMS(ラボラトリー情報管理システム)といった、DXソリューションの導入が進んでいます。また昨今は、創薬の基礎研究や開発研究のフェーズにおいても、DXを活用することで創薬をいかに加速させるか、という点が重要になっています。

より素早いアジャイル研究開発を行うためには、AIや機械学習、データ解析、プロセスの自動化などが必要になります。但しこれらの技術は、研究開発におけるプロセスの一部しか改善することしかできません。より高い生産性効率を実現するためには、それぞれの独立した技術を、お互いに連携させる必要があります。

そのためには、プラットフォーム・システムを導入することが必要となります。例えば、Ion GeneStudio™ S5システムをはじめとする次世代シーケンスシステムとプラットフォーム・システムを連携し、抽出したデータをデータレイクに取り込みます。そこでAIによってデータマイニングを行うことで、遺伝子変異などの情報を早期に見つけることができるでしょう。それにより科学者たちは、新薬開発につながるような情報を発見するまでのプロセスを、大きく加速することができるのです。

LIMS(ラボラトリー情報管理システム)による「スマートラボ」化の促進

サーモフィッシャーサイエンティフィックは、お客さまがビジネスにおける潜在能力を最大限に発揮することができるよう、データやワークフローの管理を効率化せるための、進化したLIMS(ラボラトリー情報管理システム)というプラットフォーム・システムを提供しています。そこでは、ラボで働く人々の動きや装置・消耗品・試薬・顧客情報・各ソフトウエア、といったさまざまな情報を、データ連携させることができます。「スマートラボ」を導入し、ラボの重要な情報を連携させることで、組織内で有益なデータを、より効率的に入手できるようになり、より迅速な新薬科学的発見が可能となるでしょう。弊社のオープン・エコシステムは、サードパーティのソフトウエアや機器・装置との連携にも対応しています。それにより、真に連携された科学エコシステムを構築することができるのです。

サーモフィッシャーサイエンティフィックは、データ管理や機器、装置、および消耗品の対応や保守、ラボ向けのサービスに関して豊富な専門知識をお客さまに提供し、ビジネスにおけるデジタルトランスフォーメーションの加速をサポートします。

弊社が提供しているデジタルソリューションの詳細は、以下をご覧ください。

詳細はこちら

 

 

研究用にのみ使用できます。診断目的およびその手続き上での使用はできません。

記事へのご意見・ご感想お待ちしています

  • サーモフィッシャーサイエンティフィックジャパングループ各社は取得した個人情報を弊社の個人情報保護方針に従い利用し、安全かつ適切に管理します。取得した個人情報は、グループ各社が実施するセミナーに関するご連絡、および製品/サービス情報等のご案内のために利用させていただき、その他の目的では利用しません。詳細は個人情報の取扱いについてをご確認ください。
  • 送信の際には、このページに記載のすべての注意事項に同意いただいたものとみなされます。