弊社のオリゴDNA受託合成サービスにおいて、最も多く寄せられる質問と答えをご紹介します!今回は「プライマーの濃度調整」についての質問です。
プライマーの濃度を実験用に調整したいのですが、どうしたら良いですか??
質問者さん
液体の場合
液体でご注文されている場合には、すでにTEバッファーで調整済みです。ご注文スケールによって異なる濃度で調整済みで、スケールと濃度の関係は、下記のようになっています。
合成スケール (nmole) | 液体調整濃度 |
50 nmole | 100 μM |
200 nmole | 500 μM |
1 μmole | 2500 μM |
乾燥品の場合
乾燥品については添付のカスタムプライマー使用説明書の溶解例をご参照ください。下記の資料は1 mM (1 nmole/μL) と100 μM (100 pmole/μL) への調整方法例です。
図 分析表の見方例
ここがPOINT!!
溶解させる溶液はTE [10 mM Tris-HCl (pH 8.0)、1 mM EDTA]をご使用ください。水のpHは多くの場合弱酸性で、合成DNAの加水分解を引き起こす可能性があります。そのため脱イオン水よりもTEに溶解することを推奨します。
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