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Accelerating ScienceLearning at the Bench / 分子生物学実験関連 / リアルタイムPCRハンズオントレーニングを実際に受けてみた!|今こそ本気で徹底理解! リアルタイムPCR講座 第11回

リアルタイムPCRハンズオントレーニングを実際に受けてみた!|今こそ本気で徹底理解! リアルタイムPCR講座 第11回

Written by LATB Staff | Published: 10.28.2015

そろそろ座学も飽きてきましたよね。そこで今回は弊社が開催しているハンズオントレーニングの中でも、毎回大人気ですぐに定員が埋まってしまうというウワサのリアルタイムPCRハンズオントレーニングの潜入レポートをお届けします!

当日朝9:45に弊社三田オフィス3Fの会議室に集合しました。

qPCR-basic11-fig1まずは、PCR、リアルタイムPCRの原理から、SYBR® Green法とTaqMan®のメリットと利用するときの注意点、内在性コントロールの選び方についてのお勉強。講師のテクニカルサポート担当者の説明が分かりやすく、初心者でもすんなり理解できます!

qPCR-basic11-fig2次に社内ラボに移動して、実際にリアルタイムPCRのサンプル調製を行いました。実験は、mRNA発現定量。siRNAでGAPDHをノックダウンしたサンプルで、その効果を検証するためにGAPDH mRNA量を検量線法で相対比較します。

qPCR-basic11-fig3使用した試薬は、Taqman® Fast Advenced Master Mix。TaqMan Assay用のPrimerとProbeは、Taqman® Gene Expression AssayからGAPDHと内在性コントロールに使用した18S rRNAに対応したものを使用しました。ちなみに中の人はピペットマンを握るのは2年ぶりで、96穴プレートへの分注に手がプルプルしました。

ここで講師のテクニカルサポートから実験の裏ワザを教わりました!96穴プレートへ分注後、反応液をしっかりとチューブに落とすためのスピンダウンをする遠心機が無い場合、サラダスピナーで代用できるとのことです!この情報には目からウロコでした…。

qPCR-basic11-fig4使用した機器は、ViiA™ 7 リアルタイムPCRシステム。隣にあるロボットで複数枚のプレートを自動でPCR反応にかけてくれるスグレモノです!

qPCR-basic11-fig5昼食後、PCR反応が終わるまでの間、Excelを用いたデータ解析です。2つの定量方法である、検量線法と⊿⊿Ct法について、特徴やメリット・デメリットを勉強し、実際に例題を用いて定量を行いました。どちらの定量法とも計算式は複雑に見えてしまいますが、Excelを使いながら丁寧に教わることで、リアルタイムPCRの対数グラフを見てもビビらなくなりました!

qPCR-basic11-fig6その後、リアルタイムPCRの結果が出たので、講師からの評価とともに、参加者全員の実験結果の検量線と増幅曲線の確認です。解析には ViiA™ 7 Software を使用しました。中の人の結果は…、「とてもキレイな直線の検量線が描けていて、サンプルも問題なく増幅している」とお褒めの言葉をいただきました。良かった…。

最後は、データがバラついたり、増幅曲線が異常だったりするようなリアルタイムPCRでよくあるトラブルシューティングの解説と質疑応答を行い、本日のハンズオントレーニングは終了となりました。

いかがでしたでしょうか?

実は中の人は、学生時代にリアルタイムPCRの経験がなく、通常のPCRよりも操作や原理が難しいのではないかという思い込んでいましたが、このハンズオントレーニングで苦手意識が払拭され、こんなに簡単だったら学生時代に遺伝子発現解析を研究手法に取り入れておけば良かったと思った次第です。

そんなリアルタイムPCR初心者でも一から学べるハンズオントレーニング、みなさまも受講してみてはいかがでしょうか?

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