リアルタイムPCR装置を選ぶときのポイントは? | 今こそ本気で徹底理解! リアルタイムPCR講座 第28回

これまでリアルタイムPCR装置そのものについて見てきましたが、いよいよ終盤です。購入するときの選択ポイントは何でしょうか?

一点目は納品時の性能検証。第27回でお伝えした通り、弊社では、納品時に厳しい検査を行うことで、実際にお使いいただくときに期待通りの性能を発揮できることを確認しています。

二点目は、”正確な定量性”です。

いくら強い光源を使おうと、どんなに高感度なCCDカメラやPMTで蛍光を検出しようと、他の蛍光色素のクロストークやノイズをたくさん含んでいたのでは、正確な定量性は期待できません。それでは、リアルタイムPCRとしての意味を成しません。各ハードウェアコンポーネントの性能はもちろん大切ですが、それにも増して大切なことは “試薬も含めたトータルシステムとしての感度”なのです。「木を見て森を見ず」にならないように機種選択していただけたらと思います。


さてこれまでは、リアルタイムPCR装置について、遺伝子発現定量の点からご紹介してきましたが、次回からはリアルタイムPCR装置を活用したジェノタイピング(遺伝子型判定)を詳しく見ていきます。ぜひご期待ください!

リアルタイムPCRハンドブック 無料ダウンロード

このハンドブックでは、リアルタイムPCRの理論や実験デザインの設計など、リアルタイムPCRの基礎知識が掲載されています。リアルタイムPCRを始めたばかりの方やこれから実験を考えている方にうってつけのハンドブックです。PDFファイルのダウンロードをご希望の方は、下記ボタンよりお申し込みください。

ダウンロードする

リアルタイムPCRトラブルシューティング 無料ダウンロード

異常なS字状の増幅曲線、NTCでの増幅検出、増幅が見られないなど、リアルタイムPCRの実験中に困った際の手助けになる情報を紹介しています。PDFファイルのダウンロードをご希望の方は、下記ボタンよりお申し込みください。

ダウンロードする

 

研究用にのみ使用できます。診断用には使用いただけません。

記事へのご意見・ご感想お待ちしています

  • サーモフィッシャーサイエンティフィックジャパングループ各社は取得した個人情報を弊社の個人情報保護方針に従い利用し、安全かつ適切に管理します。取得した個人情報は、グループ各社が実施するセミナーに関するご連絡、および製品/サービス情報等のご案内のために利用させていただき、その他の目的では利用しません。詳細は個人情報の取扱いについてをご確認ください。
  • 送信の際には、このページに記載のすべての注意事項に同意いただいたものとみなされます。