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Accelerating ScienceLearning at the Bench / 分析・測定関連 / ヘリウム不足への対策に効果的なソリューションとは

ヘリウム不足への対策に効果的なソリューションとは

Written by LATB Staff | Published: 05.25.2021

ヘリウム不足への対策に効果的なソリューションとは

▼もくじ

  • ヘリウム不足の現状
  • GCキャリアガスのヘリウム節約方法とは
  • より詳細な原理の解説はこちらから

ヘリウム不足の現状

ヘリウムは産地が限られる、大変希少で高価な資源です。日本では全量を輸入に頼っており、最大の原産国であるアメリカのように十分な備蓄がありません。その上、MRI、光ファイバー、半導体製造などによるヘリウム使用量の増加と輸入量不足により、需要に供給が追い付かなくなり過去に何度も「ヘリウム危機」という深刻なヘリウム不足問題に直面しています。また、日本だけでなく、経済成長が進むアジア全体でのヘリウム需要が増加しているため、ヘリウム不足は改善せず、価格は高騰し続けているのが現状です。

今後もヘリウムの使用量を最大限減らした使い方を考えて実行していく必要があるでしょう。

ヘリウムガスセーバーモジュール

GCキャリアガスのヘリウム節約方法とは

ガスクロマトグラフィーにおけるヘリウムの使用量を減らすには、代替ガスの利用、分析サンプル数を可能な限り減らすなどが考えられますが、どちらも懸念点が残ってしまいます。そこで、ぜひとも知っていただきたいのが「ヘリウムセーバーモジュール」。ヘリウムセーバーモジュールはヘリウムキャリアで作成したGC(ガスクロマトグラフィー)、またはGC-MS分析メソッドを活用してヘリウム消費量を大幅に削減することができるサーモフィッシャーサイエンティフィック社のGCソリューションです。GCにおいてもっともヘリウム消費量の比率が高いスプリットガス、セプタムパージガスを窒素に置き換えることで、ヘリウムの消費量を飛躍的に削減します。ヘリウムセーバーモジュールの主な特徴としては以下4点です。

  1. ガスセーバー使用時よりもさらにヘリウム消費量を削減可能(96%の削減に成功)
  2. 窒素とヘリウムのキャリアガス切り替えも可能
  3. 高沸点化合物の検出にも影響なし
  4. ヘリウムの分析条件がそのまま使用可能

より詳細な原理の解説はこちらから

弊社のヘリウムセーバーモジュールについて、図解とともにより詳しくご覧になりたい方は、以下のリンクから資料をダウンロードいただけます。
代替ガス使用時との比較も含めて、ヘリウムセーバーで可能となるヘリウムガスの削減量や実際の分析データについてわかりやすくご説明していますので、ぜひご覧ください。

ヘリウム不足によるヘリウム危機という問題と分析感度をできるだけ落とさずにヘリウム消費量を節約したいという方、少しでもお役立ていただけると幸いです。

詳しい資料をダウンロード

 

研究用にのみ使用できます。診断用には使用いただけません。

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