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Accelerating ScienceLearning at the Bench / 分子生物学実験関連 / もっとプライマー設計の手間を省きたい! 〜TaqMan® Gene Expression Assays|今こそ本気で徹底理解! リアルタイムPCR講座 第19回

もっとプライマー設計の手間を省きたい! 〜TaqMan® Gene Expression Assays|今こそ本気で徹底理解! リアルタイムPCR講座 第19回

Written by LATB Staff | Published: 09.16.2020

今回、登場するのは、「TaqMan® Gene Expression Assays」です。もはやプライマーの設計や条件検討は必要ない、というのがこの製品の特徴です。前回にご紹介した「Primer Express®ソフトウェア」も非常に簡便なツールですが、弊社はさらにプライマー設計の手間を省くことのできるソリューションを開発しました。

前回のブログ:TaqMan®かSYBR® Greenかで迷わない|今こそ本気で徹底理解! リアルタイムPCR講座 第18回

▼もくじ [非表示]

  • TaqMan® Gene Expression Assays、何ができるの?
  • TaqMan® Gene Expression Assays、守備範囲は?
  • リアルタイムPCRハンドブック 無料ダウンロード
  • リアルタイムPCRトラブルシューティング 無料ダウンロード

TaqMan® Gene Expression Assays、何ができるの?

デザイン済みのレディーメイドアッセイです。実験データの再現を誰でもできるというメリットをもちます。研究者が論文を出すとき、あるいは別の研究者の論文を参照して実験データを再現するとき、再現性の保障されたアッセイの入手は非常に重要です。このとき、論文に「TaqMan® Gene Expression Assaysを購入し、製造者のプロトコールに従って実験した」という記述とアッセイIDが明記されていれば、再現性は保障されるのです。論文を執筆する立場であれば、わざわざプライマー、プローブの配列を記述する手間がかからないのも大きなメリットです。

TaqMan® Gene Expression Assays、守備範囲は?

ヒト、マウス、ラットに加えてシロイヌナズナとショウジョウバエも加わり、多くのモデル生物を対象として総数280万種以上ものTaqMan®アッセイをご用意しています。もちろん全てのアッセイは、同一のPCR条件で使用できます。公的なデータベースの情報はもちろん、Celera社のオリジナルデータを利用して設計されています。さらに遺伝子発現抑制実験に用いるsiRNA試薬ともリンクしており、ターゲット遺伝子をノックダウンしたい場合にも、目的のsiRNAと発現定量が可能なアッセイを簡単に検索できるのです。
最近では各メーカーから設計済みキットが販売されていますが、ラインナップに制限があるケースや、機種ごとにPCR条件が異なるなど、その使いやすさと信頼性には若干の不安が残ります。また、スプライスバリアントが考慮されていない場合や、PCRプライマーは自分で別に合成しなくてはならない製品も見受けられます。その点、弊社の遺伝子発現解析用のアッセイは、開発当初からリアルタイムPCRシステムとの整合性を考慮してデザインされていますので、安心してお使いいただけます。
これらの製品群をうまく組み合わせれば、まさにシームレスな実験環境が構築できるのですね。次回は、マルチプレックスリアルタイムPCRについて考えます。

リアルタイムPCRハンドブック 無料ダウンロード

このハンドブックでは、リアルタイムPCRの理論や実験デザインの設計など、リアルタイムPCRの基礎知識が掲載されています。リアルタイムPCRを始めたばかりの方やこれから実験を考えている方にうってつけのハンドブックです。PDFファイルのダウンロードをご希望の方は、下記ボタンよりお申し込みください。

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リアルタイムPCRトラブルシューティング 無料ダウンロード

異常なS字状の増幅曲線、NTCでの増幅検出、増幅が見られないなど、リアルタイムPCRの実験中に困った際の手助けになる情報を紹介しています。PDFファイルのダウンロードをご希望の方は、下記ボタンよりお申し込みください。

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研究用にのみ使用できます。診断用には使用いただけません。

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