SuperScript Reverse Transcriptase

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Invitrogen™ SuperScript™ Reverse Transcriptase(RT)は、数十年にわたり、幅広いRNA研究アプリケーションにおける信頼性の高いcDNA合成を支えてきました。 SuperScript RTは世代を重ねるごとに、耐熱性、プロセシビティ、阻害物質耐性、反応速度が向上し、逆転写性能を進化させてきました。これにより、より扱いの難しいRNAサンプルや高度なワークフローにも対応できるようになりました。


Invitrogen™ SuperScript™ V製品は、実績あるSuperScript™ IV RTの性能を継承しながら、次世代の逆転写性能と、より柔軟なワークフローを実現します。 SuperScript™ Vシリーズは、酵素単体およびすぐに使用できるVILO™ Master Mixの各フォーマットをご用意しています。安定したcDNA合成性能に加え、試薬の安定性向上、柔軟な製品フォーマット、室温でのワークフローを実現します。

SuperScript Reverse Transcriptaseの比較

表1. SuperScript Reverse Transcriptase 4世代の主な特長


SuperScript V RTを選ぶ理由

  • SuperScript V RTは、一般的なRNAから扱いの難しいRNAサンプルまで優れた性能を発揮し、簡便な反応液調製と卓越した安定性を実現します。
  • SuperScript IIまたはIII RTをお使いの場合、SuperScript V製品への切り替えにより、性能の向上とワークフローの効率化が期待できます。
  • SuperScript IV RTをお使いの場合、SuperScript V製品ではその性能に加えて、ワークフローと安定性のさらなる向上が得られます。

製品フォーマットの選び方

パッケージと試薬チューブ2本の製品写真 
SuperScript V Reverse Transcriptase
パッケージと試薬チューブ3本の製品写真 
SuperScript V VILO Master Mix
パッケージと試薬チューブ3本の製品写真 
SuperScript V VILO Master Mix, Primer-Free

cDNA合成をカスタマイズできる酵素単体RT


この製品が適している場合

  • 用途に応じてプライマーを選択し、反応成分を最適化したい場合
  • 幅広いcDNA合成アプリケーション

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最適化されたoligo(dT)プライマーとランダムプライマーを含む、すぐに使用できるマスターミックス


この製品が適している場合

  • 一般的な2ステップRT-qPCRおよびRT-PCRを最小限のセットアップで行いたい場合
  • 一般的な遺伝子発現解析やハイスループットのワークフローに適しています

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プライマーを含まない、すぐに使用できるマスターミックス

 


この製品が適している場合

  • 用途に応じたプライマーを添加したい場合
  • カスタマイズしたプライミングが必要なワークフローに便利なマスターミックス形式

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  • いずれのキットも、gDNA除去用のezDNase Master Mixを含む製品と含まない製品をご用意しています。
  • いずれのキットにもNuclease-free WaterとNo-RT Controlが付属しています。No-RT Controlを使用することでgDNAの混入を確認し、誤った結果の解釈を防ぐことができます。

SuperScript V Reverse Transcriptaseの特長

優れた性能

幅広いRNAインプット量およびサンプルタイプ(扱いの難しいRNAを含む)で、安定したcDNA合成を実現します。

感度—幅広いRNAインプット量(図1)。

図1. qPCRにおける非常に広いダイナミックレンジと高感度な検出。 明瞭に分離した増幅曲線は、数桁にわたる幅広い濃度範囲で一貫した性能を示しています。

高効率—他のRTと比較してRT-qPCRで低いCt値を示しました(図2、3)。

図2. 他の市販RTキットおよびマスターミックス19製品と比較して最も低いCt値。SuperScript V Reverse Transcriptaseは一貫して低いCt値(赤線)を示し、より高いcDNA収量と検出感度の向上を反映しています。 すべての製品は、各メーカーが提供するプロトコルに従って評価しました。

図3. 競合RTマスターミックスにおけるCt値の大幅な遅延。 棒グラフは、SuperScript V VILO Master Mixと比較した競合キットのCt値の遅延を示しています。SuperScript V VILO Master Mixでは、検証した遺伝子において最大8サイクル低いCt 値を示しました。

堅牢性—低インプット、分解RNA、高度な二次構造を形成するRNA、阻害物質を含むRNAでも優れた性能を発揮します(図4、5)。

図4. 一般的なRT阻害物質存在下でも優れた性能。 SuperScript V Reverse Transcriptaseは、検証したすべての 条件で一貫して最も低いCt値を示し、強い阻害物質耐性を示しています。 

図5. 分解RNAサンプルでも安定した性能。 分解したREN RNA(RIN=3)を用いて、SuperScript V VILO Master Mixと主要な競合RTキットのCt値を比較しました。 SuperScript V VILO Master Mixは一貫して最も低いCt値を示し、品質が低下したRNAテンプレートからも効率的にcDNAを合成できることを示しています。

長鎖cDNA合成—RNAテンプレートから最大20 kbのcDNAを合成(図6)。

図6. 最大20 kbの長鎖cDNA合成。 マウス心臓由来RNAから生成した RT-PCR産物のアガロースゲル解析。 SuperScript V製品は、20 kbに迫る全長cDNAの効率的な合成および増幅を可能にします。

耐熱性—最大65°Cの高い反応温度でも効率的に逆転写できます。

図7. SuperScript V RTは最大9 kbのcDNAを合成。

簡便なセットアップ

高速反応、室温での反応液調製、反応ステップの削減、調製済み反応液の安定性により、cDNA合成を簡素化し、ワークフローの柔軟性を向上します。

11分のcDNA合成時間(図8)。

図8. ワークフローの効率化により、逆転写時間を短縮し、操作を簡素化。 gDNA除去を含む13分のcDNA合成ワークフロー

インキュベーション時間は転写産物の長さに応じて調整できます。 短時間のインキュベーションでは、プライマーアニーリングステップを省略し、熱失活を1分に短縮することで、処理時間を短縮できます(図9、10)。

図9. 最短30秒の逆転写反応でもcDNA産物を検出。 すべての反応時間でcDNA合成が確認され、わずか30秒の逆転写反応でも0.5 kbの断片が明瞭に検出されました。

図10. 反応時間を短縮しても安定したターゲット検出。 10 ngのtotal RNAを用いたFZD6(低発現)ターゲットのRT-qPCR解析では、幅広い温度範囲(37~65°C)および短縮した逆転写反応時間(1~10分)において、一貫したcDNA合成が示されました。

反応液は、氷や冷却ラックを使用せず室温で調製できます(図11)。

図11. 室温と冷却ラック上での反応液調製の比較(自動化への適合性)。 MYCをターゲットとするTaqMan Gene Expression Assayを含むSuperScript V VILO Master Mix反応液を、室温または冷却ラック上で調製し、反応液調製中に最大45分間インキュベートしました。 その後のRT-qPCR解析では、両調製条件で同程度のCt値が得られました。

SuperScript V VILO Master Mixで調製した反応液は、室温で最大24時間安定です。

図12. RT-PCR産物の収量 反応液を調製直後に処理した場合と、逆転写前に室温で保持した場合のいずれでも、幅広いRNAインプット量にわたって安定した結果が得られました。

卓越した安定性

室温での高い安定性により、輸送・保管の柔軟性が向上し、低温輸送・保管への依存を低減します。

  • 室温輸送—室温での輸送に対応し、物流を簡素化するとともに、低温輸送への依存を低減します(図13、14)。
  • 室温保管—SuperScript V Reverse Transcriptaseは室温で最大6カ月間保管できます。 マスターミックスは室温で最大1カ月間保管できます。

図13. SuperScript V VILO Master Mixは、室温で1カ月間保管した後もRT-qPCR性能を維持。 高、中、低発現量のターゲットにおいて、凍結保存したコントロールと比較してCt値は同程度でした。

図14. 室温で6カ月間保管後も維持されたSuperScript Vの酵素活性 

SuperScript V製品のご注文情報

SuperScript V Reverse Transcriptaseに関するFAQ

SuperScript V Reverse Transcriptaseに関するよくある質問への回答、トラブルシューティング、関連リソースをご紹介します。 お探しの質問が見つかりませんか?

SuperScript V Reverse Transcriptase製品は、RT-qPCR、RT-PCR、遺伝子発現解析、RNAシーケンシングライブラリー調製、低インプットまたは扱いの難しいRNAサンプルの解析など、first-strand cDNA合成ワークフローに対応しています。

はい。SuperScript V Reverse Transcriptase製品は、高感度で再現性の高いqPCR解析に適した高品質なcDNAを合成できるよう設計されています。


より簡便に使用するには、SuperScript V VILO Master Mix(製品番号11800001)をおすすめします。本製品は、逆転写酵素、RNase inhibitor、buffer、MgCl₂、dNTPs、および最適化されたoligo(dT)プライマーとランダムプライマーの混合物を1つの製剤に含み、2ステップRT-qPCRアプリケーション用に最適化されています。


SuperScript V Reverse Transcriptase製品を用いて調製したcDNAは、市販されているほとんどのqPCRマスターミックスに対応しています。 ただし、最適な性能を得るためには、以下の試薬を推奨します。

  • TaqManシステム:TaqMan Fast Advanced qPCR Master Mix
  • SYBR Greenシステム:PowerTrack SYBR Green qPCR Master Mix

SuperScript V Reverse Transcriptase製品では、ワークフローやターゲット量に応じて、わずか1~10分の逆転写反応が可能です。 ほとんどのアプリケーションでは、10分間の逆転写反応を推奨します。

SuperScript V Reverse Transcriptase製品には、反応液調製中の逆転写活性を抑制するのに役立つ室温反応コントロール機能が組み込まれています。 この機能により、調製済み反応液をインキュベーション前に室温で安定して保持できます。

はい。SuperScript V Reverse Transcriptase製品は室温での輸送に対応するよう設計されており、ドライアイスなどを使用した低温輸送への依存を低減できる可能性があります。

リソース

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