悪性腫瘍の分化と特徴付けのために

H&E染色で悪性だと考えられた新生腫瘍の分化や特徴付けを行うのに抗体は使用されます。 未分化の腫瘍は多くの癌によくみられるため、特定のグループの癌の同定を行うのに 数個以上の抗体が1次スクリーニングパネルとしてよく用いられます (例、上皮性悪性腫瘍(carcinoma)や非上皮性悪性腫瘍(sarcoma))。 さらなる抗体研究が、特異的ながんの同定の助けとなります (例、マントル細胞リンパ腫)。 上に示されている簡略化されたアルゴリズムは、多くで使用されているものに似ていますが、一般的に受け入れられているアルゴリズムというものはなく、各ラボはどの抗体を使うか、どのように結果を解釈するか決める必要があります。 上に示されている抗体の結果は、先ほど述べたがんのタイプの典型ですが、腫瘍は全て異なり、様々なマーカーで独自の発現を起こします。特定のがんの腫瘍全部で発現を起こす腫瘍マーカーはほとんどありませんし、ひとつのタイプのがんでしか発現しない腫瘍マーカーもほとんどありません。