Thermo Scientific Pierce固定化還元カラムにはビーズレジンが含まれており、このレジンにチオールベースの還元剤が固定化されているため、ペプチドおよびタンパク質ジスルフィド結合の固相還元が可能です。
固定化還元カラムの特長:
•遊離チオール基のアッセイに干渉する可溶性成分を除去します
• 反応後に還元剤を除去する必要はありません
• 還元タンパク質は、汚染チオールを含まないため、BCA法を使用して簡単にアッセイできます
• 固相、ペプチドとタンパク質の両方のプロトコル
• 優れたタンパク質回収率
• 4回まで繰り返し使用できる再生可能マトリックス
メルカプタン法とDTT法の両方で、可溶還元剤が使用されています。このため、さらなる手順を実施する前に、還元剤をサンプルから除去する必要があります。遊離スルフヒドリル基含有量の測定は、これらの薬剤が存在する場合は実施できないため、クロスリンキングの前に薬剤を除去する必要があります。可溶性還元剤の除去は、ペプチドが関与している場合には困難な場合があり、少量のタンパク質が還元されると、大量の脱塩はタンパク質の損失や極端な希釈につながる可能性があります。
Pierce固定化還元カラムはこれらの困難さを解消するために開発されました。ジスルフィド結合の還元に非常に効果的です。
固定化TCEPジスルフィド還元ゲルは、還元剤でサンプルを汚染することなく、ペプチドやタンパク質の還元にも使用できます。
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