この新しい哺乳類細胞タンパク質発現技術は、2つの便利な形式で利用することができます。FreeStyle™ MAX試薬は、高効率でFreeStyle™細胞への遺伝子導入をするための新しいカチオン性脂質ベースの試薬です。FreeStyle™ MAX発現システムは、GIBCO™ FreeStyle™培地、FreeStyle™ MAX試薬、およびFreeStyle™ CHO-S細胞または MoreFreeStyle™ 293細胞の組み合わせです。FreeStyle™ MAXシステムを使用するために必要な機器は、CO2インキュベーターと振盪用フラスコとプラットフォームシェーカー、または攪拌培養装置のみです。

FreeStyle™ MAXシステムでは以下のことが可能になります:
・懸濁培養のCHOおよび293細胞へ、簡便で迅速なプロトコル（図1）で一過性の遺1週間内に翻訳後修飾された機能するタンパク質（ミリグラム単位の量まで）が産生される伝子導入ができる
・FreeStyle™無血清培地で分泌タンパク質を発現させると、あとの精製が簡素化できる
・容易なプロトコルでスケールアップができる
・FreeStyle™ MAXシステムは、時間のかかる安定発現細胞株の作製を、１週間の大規模で機能的なタンパク質生産に置き換えることができます（図2）。

内容物と保存方法:
FreeStyle™細胞は液体窒素に保存します。
FreeStyle™ MAX試薬は+4℃で保存します。
GIBCO™ FreeStyle™ CHO Expression Medium、FreeStyle™ 293 Expression Medium、およびOptiPRO™ SFMは遮光した場所に+2～8℃で保存します。
pCMV SPORTは-20℃で保存します。
推奨された保存条件下では、6ヶ月間安定であることを保証します。

保存に関するさらなる情報については、マニュアルを参照してください。