金属およびコイルコーティングライン用非接触式めっき付着量計

金属メーカーは、基材に施された塗工量を正確に測定し、製品を錆などの不良から守る必要があります。Thermo Scientific™ めっき付着量計により、ガルバニール鋼板のめっき付着量を迅速かつ高精度で非接触式で測定します。これにより、めっきの均一性と製品品質を確保します。確立された蛍光 X 線分析 (XRF) と近赤外 (NIR) 技術を用い、 Thermo Scientific めっき付着量計は、実証済みセンサー技術を提供します。低コスト、かつ短時間でほぼ全ての種類の金属めっきに適用可能です。 

 Thermo Scientific めっきライン用ゲージには次の製品が含まれています。

 

Thermo Scientific™ RM 315 EC コールドコーティング用めっき付着量計

• 独自のセンサー設計により、測定が難しいガルバニール鋼板の総亜鉛めっき量と鉄分含有量 (%) の両方を測定できます。

• 溶融亜鉛めっきラインに使用されています。

• Thermo Scientific™ RM 400 EZ めっき付着量自動制御システムへのアップグレードにより、大幅な材料の節約とめっきライン効率の最適化が可能です。

• コンパクト設計の測定ヘッドは、X 線源、検出器および高圧電源が含まれています。

 

Thermo Scientific™ RM 310 EC めっき付着量計

• 亜鉛めっきラインの冷却タワーの後方に設置されます。

• Thermo Scientific™ RM 310 EH ホット用めっき付着量計および RM 400 EZ めっき付着量自動制御システムと組み合わせて、1 つの包括的品質管理システムを構築できます。

• アイソトープ (ガンマ線源) または X 線源を利用できます。

• ゲージは 1 つのオペレータステーションで中央制御できます。

 

Thermo Scientific™ RM 310 EH ホット用めっき付着量計

• ホット用めっき付着量計は、溶融亜鉛めっきライン向けに設計されています。

• コールドコーティング用めっき付着量計および RM 400 EZ めっき付着量制御パッケージと組み合わせて、1 つの包括的システムを構築できます。

• アイソトープ (ガンマ線源) および X 線源を利用できます。

• アクチュエータと測定の間の不感時間を削減することで、原材料の節約とスクラップの削減につながります。

 

Thermo Scientific™ RM 115 ラボめっき付着量計

• オフラインシステムを活用し、信頼性が高く、精度良いオンラインめっき付着量測定性能に繋げます。

• 新製品用キャリブレーションをオフラインで行いオンラインシステムに移すことで、生産休止時間を最小限に抑えます。 

• サンプルサイズ、測定スポットおよび測定形状はオンラインゲージの条件に合わせて変更されます。

• スキャン機能により、挿入したサンプルの表面全体にわたって金属めっきの正確な位相測定を行います。

 

Thermo Scientific RM 400 EZ めっき付着量制御システム

• RM 310 EC / RM 315 EC ゲージと併用されます。

• エアナイフ設定を調節して、鋼板のめっきをより均一にできます。

 

Thermo Scientific™ PROSIS™ めっき厚みセンサー

• 近赤外線フルスペクトルを利用して、鋼板の薄いめっきのみならず極薄めっきの厚みを測定できます。

• PROSIS 測定ヘッドはコンパクト設計。

• 新しい塗工成分のオフライン測定用にキャリブレーション/ラボゲージを用いることで、オンラインめっき付着量計の調整が可能です。 さらに、生産データをオフライン分析用に記録し、製造後のデータを使用してキャリブレーションを行うことができます。

• 推奨用途として、鋼板、亜鉛めっき綱およびアルミニウム基板に施された塗料、プライマー、油、表面安定化処理、防指紋、その他の有機コーティングがあります。

Thermo Scientific™ RM 300 EC めっき付着量計および Thermo Scientific™ RM 300 EH ホット用めっき付着量計は製造中止になりました。今後の RM 300 EC または RM 300 EH に関するお問い合わせについては、同じ用途向けに設計されている RM 310 EC または RM 310 EH を代用させていただきます。当該製品のサービスおよびスペア部品は、2019 年 3 月までご利用いただけます。製品サポートが必要な場合は、上記リンクからカスタマーサービスまでお問い合わせください。