HAAKE™ MARS™ レオメーター用 CTC モジュールおよび関連アクセサリ

Thermo Scientific™ HAAKE™ MARS™ レオメータープラットフォームは、CTC を搭載することで、レオロジー測定中のサンプルに信頼できる正確な温度制御を保証します。CTC は、独立した移動可能な二つのハーフシェルで構成されています。このハーフシェルには次の特長があります。

• サンプルへの容易なアクセスにより、迅速なサンプルローディング、トリミング、およびクリーニングを実現
• 温度を制御しながらサンプルの背後でチャンバーを閉じた状態の保持が可能
• CTC を待機位置に移動することで、他の温度制御モジュールの使用が可能

CTC を兼ね備えた HAAKE MARS レオメータープラットフォームでは、紫外線硬化材料の試験を目的とした UV測定セルを使用できます。

• 対流と放射熱伝導の組み合わせにより、30°C ～ 600°C (低温オプションにより、-150°C まで拡張可能) の高速の温度変化および均一な温度分布を実現できます

• HAAKE MARS レオメータープラットフォーム用 CTC は、2つのハーフシェル構成により、サンプルの設置やトリミング、取り除きを容易に行えます。

  • 各ハーフシェルは、スムーズなスライド動作により、後方および横方向移動できます

  • このハーフシェルを閉じると、その中心がサンプルの位置に一致するように自動的にハーフシェルの位置が調整されます

  • 各チャンバーには、測定中のサンプルを観測する窓が設けられています

• 待機位置認識機能により、CTC を取り外さずに別の温度制御ユニットの取り付け、使用することができます

  • CTC を待機位置に置いた状態で、CTC の測定温度を設定できるほか、ローターの洗浄や次に試験するサンプルの準備などが可能です

  • したがって、CTC が設定温度に達するまでの待機時間が無駄になることがありません

  • CTC の温度範囲は 30°C ～ 600°C で、オプションの液体窒素オプションより低温側を -150°Cまで拡張できます

• UV 測定セルも使用できます。熱硬化は、粉末コーティング、接着剤、シーラント、はんだ付け材料、インクなど、多岐にわたる用途で使用されています。また、熱硬化を UV 硬化に置き換えることで、製品の特性向上、生産性の向上、生産コストの低減につながります (たとえば、硬化反応を引き起こすために必要なエネルギー量が削減されます)。