Power-Bind™ ストレプトアビジンコート粒子

Thermo Scientific™ Power-Bind ストレプトアビジンコート粒子で、DNA/RNA、オリゴ糖、抗体、およびタンパク質などの多様なビオチン化リガンドを結合できます。粒子はきわめて高く安定したビオチン結合能を備え、診断検査キット製造業者や核酸研究者が抱える課題を解決します。微粒子は血清マトリクス効果を低減し、アッセイ精度を向上させるため、血清タンパク質や他の妨害物質の非特異的結合が減少します。

さまざまな免疫アッセイやアフィニティ精製で、微粒子を固相担体として使用することが知られてきましたが、固相リガンドの高い活性と安定した結合を得られないのが大きな問題でした。ビオチンーストレプトアビジン相互作用の高い親和性により、ビオチン化化合物はバッファー内でインキュベートするだけで、Power-Bind ストレプトアビジンコート粒子に安定して結合します。この粒子はスペーサーとしても機能し、結合リガンドの特異活性を向上させます。ストレプトアビジンによる単分散非磁性粒子懸濁液は、きわめて高い活性形態で表面と共有結合します。

特長:

• 0.3 μm または 0.8 μm の Thermo Scientific™ OptiLink™ カルボン酸修飾粒子から製造
• 優れたビオチン結合能
• 卓越した安定性と長期保存性
• リガンドの粒子への結合プロセスを簡素化
• 大きな表面積の長所と、親和性と特異活性が高くて容易な結合の長所を兼備
• 化学発光アッセイ、ビオチン化リガンド捕集、分子生物学、免疫測定法、サンプル調整のアプリケーションに最適

利点

• 解離定数 Kd が 10 ～ 15 モル濃度で、ビオチン化リガンドに対して一つのステップによる容易な結合プロトコル
• 表面結合リガンドの高活性により、結合の困難な問題を容易に解決
• 簡潔な水性ビオチン化反応
• 非特異的相互作用の低減 (微粒子表面のブロック)
• 膜ベースのアプリケーションに適した高い移動性を持つ粒子
• ビオチン/酵素検出システムで EIA フォーマットで使用可能
• SA 分子の効果的なスペーサー効果
• さまざまなアプリケーションの要件に合わせて 0.3 μm または 0.8 μm の直径から選択可能

推奨用途:

• 特殊リガンドを結合するための汎用非磁性ビーズ。
• 臨床診断や分子生物学アプリケーション。