UltraLink™ Biosupport

Thermo Scientific UltraLink Biosupportは、耐久性に優れたアズラクトン活性化ビーズポリアクリルアミドレジンで、アフィニティー精製カラムの調製用にタンパク質やその他の1級アミン生体分子を共有結合的に固定します。

UltraLink Biosupportの特長：

•高い結合効率と結合能—非常に高い効率と結合能により、1時間でタンパク質を固定化
• 特異的で漏出耐性のある結合化学—1級アミン（-NH2）と特異的に反応するためアミド結合は安定し、多くのアフィニティー精製手順に使用可能；結合反応で脱離基は発生しないためサンプル汚染なし
• 使用が容易—予備膨潤や2次試薬は不要；必要量の乾燥担体を計量し、リガンド溶液に添加して結合反応を開始
• 柔軟な結合条件—さまざまなアミン非含有バッファーおよびpHレベルで固定化反応が可能；結合は、クエン酸ナトリウムなどのリオトロピック塩含有バッファーでもっとも効率的；有機溶媒の有無に関係なく結合が可能
• 優れた再利用性—調製レジンは、結合能を顕著に損うことなく、一般的な結合および溶出手順で100サイクル以上のアフィニティー精製に使用可能
• 耐久性のある高性能レジン—多孔性ビーズは直径が60 µmで、100 psi（6.9 bar）の耐圧性を有し、線形流速3,000 cm／時で使用可能

UltraLink Biosupportは、アフィニティーカラムの調製用に抗体やその他のタンパク質を固定するための、CNBr活性化およびNHS活性化アガロースレジンの代替品です。レジンビーズは、ポリアクリルアミドとアズラクトンの親水性共重合体で、表面積が広く細孔容積が大きい強固なポリマー構造を有します。アズラクトン基は1級アミン（リジン残基の側鎖など）と迅速かつ効率的に反応し、タンパク質やその他のアミン含有リガンドを共有結合的に固定します。UltraLink Biosupportのビーズ構造と効率的な結合化学により、アフィニティークロマトグラフィーにおいてタンパク質結合能と線形流量が増大し、非特異的結合が減少して、全体的な性能が向上します。UltraLink Resinsは、FPLCのような中程度の圧力のアプリケーションに最適です。

UltraLink Biosupportの特性：
•別名：3M Emphaze Biosupport Medium AB1
• マトリックス：ポリアクリルアミド／アズラクトン共重合体
• 粒子径：直径50～80 µM
• 最大圧力：100 psi（6.9 bar）
• 最大線形流量：3,000 cm／時
• 結合能：安定レジン1 mLあたり18 mg以上のミオグロビン
• 結合反応における脱離基：なし
• 形成される結合：アミド結合
• スペーサーアーム：5原子

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