Evolution™ ペルチェ温調用アクセサリ

多くの紫外可視分析において、温度管理と試料の撹拌は非常に重要です。ペルチェ温調用アクセサリは従来の加熱/冷却装置よりも優れ、コンパクトな一体型設計、簡単な設定、および高速かつ正確な温度制御で優れた性能をもたらします。 Thermo Scientific™ Evolution™ 200 シリーズおよび 300 紫外可視分光光度計用のThermo Scientific™ ペルチェアクセサリは、温調と昇温・降温プログラムを提供し 0 °C ∼ 110 °C の正確な温度制御を実現します。

正確な温度調整

再循環水の効率的なヒートシンクにより、ペルチェ素子は広い温度範囲でキュベットブロックを加熱・冷却できます。シングルセルホルダーは、0 °C の低温や 110 °C の高温に達することが可能です。8 セルホルダーは、5 °C まで冷却し、100 °C まで加熱できます。大量の液体を加熱・冷却する必要がある従来の再循環ウォーターバス型の温調とは異なり、ペルチェ素子でセルホルダーを加熱・冷却することで、より高速かつより正確な温度制御を実現します。

温度プログラム

Thermo Scientific™ INSIGHT™ ソフトウェアは、PCCU1 を制御し、複数の加熱・冷却設定や一定温設定でプログラムされた温度プログラムを実行できます。 温度プローブ HUB や温度プローブを追加すれば、加熱・冷却サイクルを実施中に、各セルの正確な温度をモニターできます。

• INSIGHT 2 Bio ソフトウェアを使用して、DNA の融解と再結合やその他の複雑な温度でプログラムされた実験が可能です。
• 実験 1 回あたりの最大温度プログラム数 20個
• 最大温調速度 1 分あたり 20 °C
• 最小温調速度 1 分あたり 0.4 °C

Evolution 200 シリーズおよび 300 紫外可視分光光度計用のペルチェアクセサリは、加熱用の熱源および冷却用のヒートシンクに循環水を使用します。PCCU1 コントローラー装置は、水を室温に近くに保つために独自の熱交換器を使用しながら、流水または循環水を供給します。シングルセルまたは 8 セルペルチェセルホルダー用の撹拌制御には、キュベット内部に非常に小さなスターラーバーを入れて使用できます。制御装置からの固定温度設定、および Evolution 200 シリーズ紫外可視分光光度計の INSIGHT ソフトウェアからの温調プログラムを使用して、0 °C ～ 110 °C の範囲内で使用できます。

Thermo Scientific™ Evolution 201、220 および 260 Bio 紫外可視分光光度計用の INSIGHT ソフトウェアを使用して、ブロック温度のコンピュータ制御およびモニタリングが可能です。INSIGHT Bio ソフトウェアを使用した場合、温度プログラム、可変温度カイネティクス測定および DNA メルティングアプリケーションが含まれます。

Evolution 300 紫外可視分光光度計用と PCCU1 制御装置のインターフェースを使用して、温調測定が可能です。。 昇温・降温プログラムには対応していません。

Evolution 200 シリーズ紫外可視分光光度計で INSIGHT ソフトウェアを使用して、Evolution 分光光度計のシングルセルや 最大 8 セルの内部の温度をモニターする、温度プローブオプションをご用意しています。