GreenCool 技術搭載Cryofuge 8および16血液バンク遠心機

Thermo Scientific Cryofuge 8および16遠心機は、血液バンキングおよび血液処理アプリケーション用に特別に設計された大容量遠心機です。 これらの革新的なフロア型装置はGreenCool技術を採用しており、今後のEUおよび米国EPAの F-Gas規制に準拠する天然CO2冷媒冷却システムを利用しています。 この冷媒は、地球温暖化係数（GWP）1で、オゾンに優しい運転を確保して、遠心機の運転による環境への影響を大幅に低減します。 さらに、GreenCool技術はエネルギー消費の削減、熱出力の低減、迅速な冷却時間、および優れた温度安定性を実現します。

2つのモデルがあり、大容量のローターの選択や、既存のワークフローに適合できる柔軟性を提供します。選択可能な4つのThermo Scientific HAEMAFlexローターは以下の通りです：

• Cryofuge 8：最大6 x 550 mLおよび8 x 550 mLの血液バッグに対応する容量。 最大速度／ RCF：5,000 rpm／7,295 x g
• Cryofuge 16：最大12 x 550 mLおよび16 x 550 mLの血液バッグに対応する容量。 最大速度／ RCF：4,700 rpm／7,187 x g

どちらのモデルも、100%再生可能エネルギーを使用している、ドイツのゼロ・ウェイスト認証施設で製造されています。

Cryofugeシリーズは、大容量処理に対応する優れた能力を提供しながら、ユーザーフレンドリーな操作性とグローバルな規制基準への準拠を維持します。 強化されたエルゴノミクス、騒音レベルの低減、および軽量化により、ラボ環境の改善に貢献します。 遠心機はさまざまなローター、バケット、ライナー、アダプター、消耗品、およびソフトウエアと互換性があり、効率的で持続可能な血液処理を実現する包括的なソリューションを提供します。

Themo Scientificの特長：

• GreenCool技術： 自然冷媒冷却システムは、以前のモデルと比較してエネルギーを最大8%節約し、運用コストを削減します。
• Auto-Door機能： 簡単な押しボタン操作で遠心機ドアを自動開閉できます。
• Auto-Lid機能： 瞬時のローター開閉とリッドの収納機能により、ユーザーの利便性が向上します。
• 累積遠心効果（Accumulated Centrifugal Effect；ACE）機能： 加速・減速の変動を自動的に調整し、ランタイムを最適化することで、血小板の不完全な分離を防ぎます
• Centri-Touchインターフェース：: 明るくて視認性に優れたディスプレイは手袋を装着したままでも操作でき、直感的な操作とデータの可視化が可能です。既存のプロトコルを変換するためのThermo Scientific Centri-Cross機能を使用してランのセットアップを簡素化します。
• Eco-Spinテクノロジー： ウィンドシールドローターの使用により、エネルギーを最大64%節約します。
• データ管理：FDA 21 CFR Part 11準拠に対応したCentri-Log Plusデータ管理ソフトウエアと互換性があります。
• 接続性：Centri-Vueアプリケーションが即時のリモートモニタリングと制御を実現します。

グローバル基準：

• UL認証
• 医療機器規制（EU）2017/745に基づくCEマーク
• US FDA認証
• RoHS準拠
• WEEE準拠
• IEC 61010-1
• IEC 61010-2-020
• IEC 61010-2-101
• IEC 61326-1 Class B
• IEC 61326-2-6
• IEC 62304
• IEC 62366
• EN ISO 14971
• EN ISO 13485