MagniSort™ Mouse Hematopoietic Lineage Depletion Kitは、マウスの骨髄から分化系統が決定しているマウス造血細胞を磁気で除去（ディプリーション）できるようデザインされています。造血系に特異的な抗体とストレプトアビジンでコーティングされた磁気ビーズのカクテルを用います。分化系統が決定している細胞（系統コミット細胞）は抗体に結合し、その後磁気ビーズに結合します。そのため磁場中に置かれると、系統陰性細胞はデカントにより系統コミット細胞から分離（ディプリーション）されます。

MagniSort™ Mouse Hematopoietic Lineage Depletion Antibody Cocktailは次の抗体を含有しています。
抗マウスCD2ビオチン
抗マウスCD3ビオチン
抗マウスCD5ビオチン
抗マウスCD11bビオチン
抗マウスCD19ビオチン
抗マウスCD45Rビオチン
抗マウスLy-6G（Gr-1）ビオチン
抗マウスTER-119ビオチン

ディプリーション後、多能性前駆細胞の濃縮は、Anti-Mouse CD34（クローンRAM34）を用いた染色で確認できます。さらにAnti-Mouse CD150（クローンmShad150）およびAnti-Mouse CD48（クローンHM48-1）を用いた追加染色により、CD34造血幹細胞の濃縮も確認できます。

報告対象のアプリケーション
磁気細胞分離