Fluoro-Max™ 蛍光カルボン酸修飾粒子

Thermo Scientific™ Fluoro-Max 蛍光カルボン酸修飾粒子を使用して、比較的短命なマトリックス蛍光に由来するバックグラウンド干渉を制限することにより、蛍光アッセイの検出下限を下げることができます。Thermo Scientific™ OptiLink™ カルボン酸修飾粒子をユーロピウムキレートで着色して作られた粒子は、膜または自動蛍光分析ベースのアプリケーション用に特別に設計されています。Fluoro-Max ユーロピウムキレート粒子はきわめて高いストークシフトを有するため、非特異的な蛍光干渉の防止に役立ちます。

粒子は、カプセル化ユーロピウムキレート色素を含有したカルボン酸修飾ポリスチレン粒子で製造されています。粒子径は標準的な 0.1、0.2、0.3 μm をご利用できます。これらの粒子が 333 nm で励起し、613 nm で発光する際、その蛍光寿命は非常に長く、約 0.5 ミリ秒です。これは、多くの蛍光体の約 1 万倍から 10 万倍に相当します。ユーロピウムキレート粒子はその長い蛍光寿命により、時間分解蛍光分析の用途に幅広く活用されています。

• 粒子は、色の鮮やかさや彩度が最大限に高めるために内部が着色されているため、アッセイの感度および可読性が向上し、酵素ベースのアッセイに伴う問題も解消されます。
• 色素は被包されているため水性媒体中に浸出せず、最適な表面免疫活性を実現します。
• 着色工程は、免疫グロブリン G の吸着または共有結合をほとんど阻害しないため、タンパク質は粒子に非常によく結合します。
• 臨床診断、免疫/組織学的研究などのさまざまなアプリケーションに適しています。

推奨用途:

臨床診断、分子生物学および側方流動、比濁法、スライド凝集法