Platinum SuperFiライブラリ増幅マスターミックスは、次世代シーケンシング（NGS）ライブラリの増幅用に設計されたすぐに使用できる溶液です。マスターミックスにPlatinum SuperFi DNAポリメラーゼとともに含まれる、特許取得済みの反応バッファーには、最小限のバイアスと卓越した精度でライブリを効率的に増幅させるために必要なすべての成分が含まれています。

特長：
•高忠実度—PCRフリー法と同様の最小限のエラー率
• 優れた効率性—わずかな量の入力で高収率を実現
• 最小限のバイアス—GC含量にかかわらず、均一に増幅

このCollibriライブラリ増幅マスターミックスには、IlluminaアダプターのP5およびP7領域をターゲットとする10Xプライマーミックスが付属しています。マスターミックスには不活性青色色素が添加され、プライマーミックスには黄色色素が添加されています。両方の成分をPCR反応液に混合すると、最終的なPCR溶液が緑色になります。これにより、分注時の目視確認が可能になるため、反応液調製中の分注エラーのリスクが低減されます。

Platinum SuperFi DNAポリメラーゼは5’-3’ポリメラーゼと3’-5’エキソヌクレアーゼ（プルーフリーディング）活性の両方を有しますが、5’-3’エキソヌクレアーゼ活性は欠けています。非常に強力なプルーフリーディング活性により、PCRフリー法と同様のNGSエラー率で、極めて高精度の配列からなるNGSライブラリ増幅を実現します。

特許取得済みの反応バッファーには、GC含量にかかわらず、効率的で均一なライブラリ増幅を可能にするために必要なすべてのPCRコンポーネントと添加剤が含まれており、GCおよびATリッチな配列やその他の複雑な領域のカバレッジ率を向上させています。高い増幅効率により、目的の収量を達成するまでのサイクル数を減らすことができます。

Platinumホットスタート技術は、周囲温度でDNAポリメラーゼ活性を阻害するため、室温での反応液調製が可能です。さらに、PCRの最長24時間前にPCR反応液を調製して保管することもできます。