AutoLys Mチューブは、核酸を抽出するためのFFPEサンプルの調製に使用します。FFPE組織サンプルからクリアなライセートを生成する新しいチューブインチューブ設計が導入されており、脱パラフィンや洗浄ステップを行わずに、DNAおよびRNAの収量を増加できます。FFPEサンプルをチューブに添加した後、MagMAX FFPE DNA/RNA Ultra Kitからプロテアーゼバッファーと酵素を添加するだけです。消化が完了したら、AutoLys M TubeLifterまたはAutoLys Mチューブプライヤを使用してAutoLys Mチューブラックからチューブを持ち上げ、プレートホルダー付き卓上遠心分離機（SBS標準フォーマット）を使用してサンプルを沈降します。ライセートが通過する間、FFPE結合ワックスと破片がチューブの上部チャンバーに保持されます。その後、MagMAX FFPE DNA/RNA Ultra Kitを使用して、精製されたライセートから核酸を精製できます。

AutoLys Mチューブシステムの特長は以下のとおりです。
•FFPEサンプルライセートと核酸を単一のチューブで細胞片から分離
• 底部チューブに2-Dバーコードを装備
• 脱パラフィンおよび洗浄用に有機溶媒（キシレン、CitriSolv）の使用を排除
• 処理時間を短縮
• 核酸の収量を増加

AutoLys Mチューブシステムは独自の方法でFFPEサンプルを処理し、MagMAX FFPE DNA/RNA Ultra Kitと併用することで核酸の収量を増加します。これにより、下流アッセイを正常に完了し、データ解析に要する時間を削減できます。