Anionic Pesticides Explorer

Thermo Scientific™ Anionic Pesticides Explorer は、サンプリングから結果取得までの統合分析ワークフローで、食品のルーチン農薬分析の範囲を拡大します。グリホサート、グルホシネート、ホセチル、塩素酸塩などの陰イオン性極性農薬について、信頼性の高い定量および同定がラボにおいて実施可能となります。すべて 1 回の分析で実施でき、誘導体化の必要はありません。この分析ワークフローは、検証済みの堅牢な既製ソリューションとして提供され、ルーチン検査を行うラボ向けに迅速な実装と最適なパフォーマンスを提供します。

Anionic Pesticides Explorer は、14 種類の陰イオン性農薬とその代謝産物の全分析における包括的な統合分析ワークフローであり、生産性を高め、コストを削減することができます。IC-MS分析の前にマトリックスの共抽出物を減らすため、凍結、希釈、固相抽出のクリーンアップを組み合わせた Quick Polar Pesticides メソッド（QuPPe）の改良版を用いて、抽出を実行します。高感度のトリプル四重極質量分析計（IC-MS／MS）と組み合わせたポストカラム、サプレッサー付きの高性能イオンクロマトグラフィーは、すべて Thermo Scientific™ Chromeleon™ クロマトグラフィーデータシステムにより制御され、対象の陰イオン性極性農薬に対して堅牢、かつ高感度の定量と同定を可能にします。

Anionic Pesticides Explorer は、小麦粉、ブドウ、ネギ、ベビーフードなど、さまざまな代表的なサンプルタイプで幅広く利用され、検証されています。Anionic Pesticides Explorer には、機器、ソフトウェア、必要な消耗品、適合性チェックの標準ソリューション、およびルーチン分析の生産性を高め、ワークフローのパフォーマンスを維持するための詳細な導入ガイドがすべて含まれています。

Anionic Pesticide Explorer により、ルーチンラボ向けに以下を提供します：

• 規制およびメソッドのパフォーマンスガイドラインへの遵守。
• 複数メソッドを一つの分析に統合することにより、生産性を向上。
• 大容量でマトリックス耐性の高い陰イオン交換カラムの堅牢性により、複雑なサンプル中における分析対象物質の低濃度のルーチン分析が可能です。