Orbitrap Exploris™ MX質量分析検出器

目的に特化したThermo Scientific™ Orbitrap Exploris™ MX質量分析検出器は、バイオ医薬品ラボにおけるルーチン質量モニタリングを可能にします。このシステムは簡単に操作でき、コンプライアンス対応のためのThermo Scientific Chromeleonクロマトグラフィーデータシステム（CDS）を備えています。HRAMデータは、配列確認、ペプチドモニタリング、インタクトタンパク質分析、グリカンプロファイリング、オリゴヌクレオチド、およびそれらの不純物の質量確認における信頼性を最大限に高めます。

サイエンティストやテクニシャンに適したシンプルさ

Chromeleon CDSは、組み込みメソッド、制御機能、データ処理機能、管理機能を提供することによりタスクを簡素化してエラーを削減し、「最初から正しい」分析を行うことを可能にします。一連のスマートツールにより、迅速かつ簡単に操作を実施し、再現性のある高品質な質量モニタリングを行えます。

製品化を加速する生産性

長い稼働時間が生産性の向上をもたらします。迅速な処理を可能にする“設定後は全自動”のキャリブレーション手順により、所定の条件下で最低4週間は一貫した質量安定性が得られます。装置のステータスモニタリング機能と最適圧力制御機能により、メンテナンス必要時にはユーザーに警告が出されるため、不要なダウンタイムを回避しつつ分析を繰り返せます。

競争上の優位性をもたらすコンプライアンス

データの整合性とセキュリティおよびコンプライアンスを確保するよう設計されたフルスケーラブルなChromeleon CDSは、グローバルな規制要件を満たすことで競争力を高めます。

結果の一貫性がもたらす信頼性

システム間やサイト間の垣根を越えて発揮される堅牢で信頼性の高いパフォーマンスは、重要な決定をする際の判断材料となる結果の信頼性を確保します。業界で実績のあるOrbitrapテクノロジーに、将来的なラボ運用での質量モニタリングを意識した新たな設計が加わりました。

シームレスなメソッド移行によりmulti-attribute method（MAM）をスリム化

洗練されたMAMアッセイは、開発から製造までの移行が簡単で、開発とQCの間のギャップを解消します。

専任のグローバルサポートにより生産性を最大化

当社の専任MAMチームは、生産性と信頼性を最大限に高めることを目的とした、インストール、トレーニング、迅速なサービスとサポートを提供しています。標準化されたシステム性能評価テスト（SET）および設置時適格性評価／運転時適格性評価（IQ/OA）では、包括的なインストールとメンテナンス後の許容基準に照らして、徹底的なシステム性能の評価が実施されます。