CyQUANT™細胞増殖アッセイは、細胞を定量し、細胞増殖と細胞毒性を評価するための高感度の蛍光ベースの方法です。ハイスループットスクリーニングにさらに対応した細胞増殖アッセイについては、当社のCyQUANT™ NF細胞増殖アッセイまたは当社のCyQUANT™ Directアッセイをご覧ください。

CyQUANT™細胞増殖アッセイを使用すると、以下のことが可能になります。

•代謝活性に依存せずに、DNA量を測定してウェルあたり50～50,000細胞を直接定量
• シンプルなプレートベースのアッセイフォーマットで複数のサンプルを迅速に比較
• 後で分析するためにタイムコースサンプルを凍結して保存

DNA量を直接測定
CyQUANT™細胞増殖アッセイの主要コンポーネントは、核酸に結合すると強力な蛍光増強を示す独自の色素であるCyQUANT™ GRです。この色素を使用すると、サンプルのDNA量を測定して標準液と比較し、幅広い直線的検出範囲内で細胞集団全体を直接定量できます。この方法では、代謝ベースの細胞増殖アッセイまたは細胞毒性アッセイよりも高い精度を実現できます。これらのアッセイは、細胞数に関係のない細胞変化の影響を受ける可能性があります。

複数のサンプルを迅速に比較
CyQUANT™細胞増殖アッセイは、作業時間が最小限で済みます。培養培地を除去し、細胞を凍結して溶解した後、蛍光フィルター付きの標準的なマイクロプレートリーダーで蛍光を読み取るだけです。

後で分析するためにサンプルを保存
細胞が凍結されているため、サンプルを最大4週間保存してバッチで実行できます。これにより、異なる時点で採取されたサンプルを直接比較できます。

キットコンポーネント
キットには、1,000アッセイを実行するのに十分なCyQUANT™ GR色素と細胞溶解バッファーが、マイクロプレートでの蛍光検出に適した容量で含まれています。このキットには、アッセイキャリブレーションのリファレンス標準として使用されるバクテリオファージ λ DNAも含まれています。