CB Omni Agileは、即発γ線中性子放射化分析（PGNAA）またはパルス高速熱中性子放射化（PFTNA）技術を使用して、原料プロセスの流れ全体のリアルタイムオンライン元素分析を提供します。モジュール式の工業デザインを採用したこの分析装置は、前世代の分析装置よりも軽量で設置が容易です。他に類を見ない柔軟性により、アプリケーションおよびプロセス管理のニーズに合わせて分析装置を構成できます。

お客様のプロセスに合うCB Omni Agileの利点：

• 適応性が向上したことにより、プロセス制御のニーズに応じて、分析装置の構成の選択と最適化が促進できます。
• 見込まれる所有コストを削減しながら配合精度を向上。
• 1～4個の大容量のNal検出器により、追加の線源を必要とせずに優れた精度を実現。
• 線源の柔軟性により、プロセスに最適なソリューションを選択でき、市場の変動や落ち込みには縛られなくなります。
• オプションの包括的なソフトウェアパッケージを使用すると、重要なプロセス管理の決定を行う上で、お客様の分析装置に付加価値をご提供します。
• 必要に応じて簡単に設置および再配置できるように設計されています。
• 精度が向上することで、より正確なプロセス管理と迅速な投資回収が可能になります。

CB Omni Agile分析装置は、製品品質の配合、選別、およびモニタリングが可能ですので、連続サンプリングの必要が無く、高価な材料の使用を最小限に抑えます。一貫した製品品質により、効率が向上し、プロセス不調の影響が低減され、圧搾加工スループットが向上し、エネルギー消費が低減され、耐火性寿命が延長されます。

CB Omni Agileは、中性子の励起源を選択する柔軟性を提供するだけでなく、プロセスに合わせて構成を最適化する柔軟性も提供します。従来、分析装置は、より高い精度を実現するために、追加の検出器や中性子線源強度を向上させてることに頼ってきました。CB Omni Agileでは構成が柔軟になっており、最適な線源のオプションだけでなく、必要な検出器の量と数も選択する必要があるようなアプリケーションのプロセス管理が可能になります。一部のアプリケーションでは、より微量の中性子源を使用することで配合精度を向上させることができるため、所有コストの削減につながります。

オプションのソフトウェア

Thermo Scientific™ Omni Viewは、データの処理、表示、アーカイブを行い、同時に装置の状態を監視します。Omni Viewは高度に設定可能で、メインオペレーターコンソールと同じネットワーク上で複数の遠隔ワークステーションを実行可能です。  

Thermo Scientific™ RAMOS（原料配合最適化ソフトウェア）またはThermo Scientific™ PREBOS（配合前最適化ソフトウェア）は、CB Omni Agileにより提供される高頻度分析を使用して搬送を自動的に制御し、配合比率を最適化します。

Thermo Scientific™ AccuLinkは、CB Omni AgileをラボのX線蛍光装置と継続的に連携できる、自動キャリブレーションおよび統計分析ツールです。