Thermo Scientificウラシル-DNAグリコシラーゼ（UDG、UNG）は触媒作用により、ウラシルと糖のN‐グリコシル結合を加水分解し、ウラシルを含む一本鎖または二本鎖DNAのアピリミジン部位を残します（「サポートデータ」の図1を参照）。この酵素は、RNAには活性を示しません。

特長

• 制限酵素および好熱性ポリメラーゼに対応するThermo Scientificバッファーで活性化します

アプリケーション

• PCRでのキャリーオーバー混入の管理
• グリコシラーゼ媒介単一ヌクレオチド多型検出（GMPD）
• 部位特異的突然変異導入
• タンパク質-DNA相互作用研究用プローブ
• SNPジェノタイピング
• PCR産物のクローニング
• PCR産物およびcDNAの一本鎖オーバーハングの生成

注記

ウラシル-DNAグリコシラーゼによってDNAに形成される脱塩基部位はその後、特に脱塩基部位を切断する熱、アルカリ処理またはエンドヌクレアーゼによって切断できます。UDG（UNG）は、二価陽イオンの有無に関係なく活性があります。

特定の出願に対する本酵素の使用は特許によって保護されており、ライセンスが必要となります。