Proteinase K, recombinant, PCR grade

Thermo ScientificプロティナーゼKは、核酸調製におけるタンパク質の消化で広く使用されている、広範な内溶解性プロテアーゼです。界面活性剤の存在下でもタンパク質を分解します。プロティナーゼKは、脂肪族、芳香族または疎水性アミノ酸のカルボキシル側で、ペプチド結合を切断します。プロティナーゼKは、セリンプロテアーゼに分類されます。この酵素により加水分解される最小のペプチドはテトラペプチドです。

特長

• すぐに使える溶液
• さまざまな反応条件下で活性化

アプリケーション

• マウス尾部から採取したゲノムDNAの単離
• 培養細胞から採取したゲノムDNAの単離
• 組織または細胞株からDNAおよびRNAを単離する際のDNaseおよびRNaseの除去
• 酵素局在性の測定
• PCR産物のクローニング効率の向上

注記

• プロティナーゼKの推奨使用濃度は0.05～1 mg/mLです。酵素の活性は、0.2～1% SDSまたは1～4 M尿素によって刺激されます
• Ca2+によりプロティナーゼKが自己消化から保護され、熱安定性が向上し、プロティナーゼKの基質結合部位に対する調節機能が生まれます
• 広範囲のpH範囲にわたる安定性：4.0～12.5、最適な範囲はpH 7.5～8.0です
• 最適な活性が発生する温度は50～55℃です
• 65℃超で迅速な酵素の変性が起こります