Multi-Copy Pichia Expression Kit
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Invitrogen™

Multi-Copy Pichia Expression Kit

マルチコピーPichia発現キットには、目的遺伝子の複数コピーを含むPichia株を産生および選択するためのpPIC3.5K、pPIC9K、およびpAO815ベクターが含まれています。多くの場合、コピー数の増大は発現レベルの増大につながります。pPIC9KおよびpPIC3.5KpPIC9KおよびpPIC3.5Kベクターは、PichiaにGeneticin™試薬に対する耐性を与えるカナマイシン耐性遺伝子を有しています。複数の挿入イベントが自然に発生したことは、Geneticin™試薬の濃度上昇に対する耐性によって特定できます詳細を見る
製品番号(カタログ番号)数量
K1750011キット
製品番号(カタログ番号) K175001
価格(JPY)
208,100
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Ends: 27-Mar-2026
297,300
割引額 89,200 (30%)
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数量:
1キット
マルチコピーPichia発現キットには、目的遺伝子の複数コピーを含むPichia株を産生および選択するためのpPIC3.5K、pPIC9K、およびpAO815ベクターが含まれています。多くの場合、コピー数の増大は発現レベルの増大につながります。

pPIC9KおよびpPIC3.5K
pPIC9KおよびpPIC3.5Kベクターは、PichiaにGeneticin™試薬に対する耐性を与えるカナマイシン耐性遺伝子を有しています。複数の挿入イベントが自然に発生したことは、Geneticin™試薬の濃度上昇に対する耐性によって特定できます。Pichia形質転換体はヒスチジン欠損培地で選択され、Geneticin™試薬に対する耐性レベルでスクリーニングされます。高濃度のGeneticin™における増殖能力は、カナマイシン耐性遺伝子と目的遺伝子の複数コピーがゲノムに統合されていることを示します(1)。pPIC9Kベクターは発現タンパク質の分泌を誘導し、pPIC3.5Kから発現したタンパク質は細胞内に残ります。

pAO815
pAO815は、1つの遺伝子の複数コピーを単一のベクターにクローニングするように設計されたPichia発現ベクターです。このベクターには、5´ AOX1遺伝子の上流にBgl II部位、3´ AOX1転写終結(TT)信号の下流に独自のBamH I部位が含まれています。目的遺伝子の複数コピーを作成するステップは次の4つです。
1.遺伝子を、ベクターの独自のEcoR I部位にクローニングする。
2.コンストラクトをBamH IおよびBgl IIで切断し、AOX1プロモーター、目的遺伝子、および3´ AOX1 TTを含む「発現カセット」を遊離する。
3.発現カセットのコンカテマーを、in vitroでのライゲーションによって生成する。
4.この複数コピーをpAO815ベクターに再挿入し、Pichiaの形質転換を行う。

これらのベクターは別売りでもご用意しています。
研究用途にのみご使用ください。診断目的には使用できません。
仕様
抗生物質耐性菌アンピシリン(AmpR)、ゲンタマイシン(GMR)
菌株または酵母株KM71
クローニング法制限酵素/MCS
発現メカニズム細胞ベースの発現
発現システム酵母
使用対象(アプリケーション)タンパク質発現
製品タイプExpression Kit
タンパク質タグタグなし
数量1キット
選択剤(真核生物)アンピシリン(AmpR)、ゲンタマイシン(GMR)
細胞タイプ酵母細胞
フォーマットキット
プロモーターAOX1
P. pastoris
VectorpPIC
Unit SizeEach
組成および保存条件
マルチコピーPichia発現キットには、pPIC3.5K、pPIC9K、およびpAO815ベクターそれぞれ20 µg、Pichia pastoris株GS115(his4)、KM71(arg4 his4 aox1::ARG4)、コントロール株GS115アルブミン、コントロール株GS115 β-gal、スフェロプラスト形質転換キット、および、5´ AOX1、3´ AOX1、αファクターシーケンシングプライマーそれぞれ 2 µgが含まれています。pP1C9K、pPIC3.5K、およびpAO815ベクターは別売りでもご用意しています。

ベクターとプライマーを-20℃で保管してください。菌株は室温で保管してください。すべてのコンポーネントは、適切に保存した場合、6カ月間安定しています。

よくあるご質問(FAQ)

Pichia用のエレクトロポレーションプロトコールはありますか(開始培養液量が500 mL未満のもの)?

次のプロトコールがPichia pastorisで良く使用されています。250 mLの培養液を使用しますが、1 mLまでスケールダウン可能です。

1. 10 mL YPD培地にPichiaを植菌し、30℃で一晩振騰培養してください。
2. 翌朝、OD600を測定してください。午後にログフェーズになるように培養液を希釈してください(午後4-5時位にDO600 = 3.0が目安)。
3. OD600が約3.0になったら、250 μL培養液を250 mL YPDに植え継いでください。翌朝元気なログフェーズにあるOD600 = 1.0付近の細胞を準備することが目的です。
4. OD600が約1.0になったら、1 L遠心管で、3,000 x gで10分間遠心分離してください。
5. やさしく250 mLの冷やした蒸留水に細胞を再懸濁してください。
6. 500 mLの遠心管に移し、3,000 x g、10分の条件で再度遠心分離してください。
7. 20 mLの冷やした1 Mソルビトール溶液に再懸濁し、50 mLのチューブに移してください。
8. 3,000 x g、10分間遠心分離してください。
9. 1 mLの1 Mソルビトール溶液に再懸濁し、氷上で保持してください。
10. 上記80 μLを1回のエレクトロポレーションに使用してください。

酵母を用いた発酵で抗生物質は使用できますか?

抗生物質の使用はお薦めできません。少なくともアンピシリン、カナマイシンの添加により発酵過程に問題が生じることはありませんが、発酵時にpHが低下するため抗生物質は不活化されます。最も優れた方法は無菌操作を確実に行う事です。

発酵用培地のpH調整にはどのような酸を使用すればいいでしょうか?また、pH調整は必要でしょうか?

通常酸によるpH調整の必要はありません。発酵過程で培地は酸性化する傾向があります。一方、培地のpHが上昇した場合は、炭素源の枯渇、健康状態の悪化が予測されます。

発酵の際の窒素源は何ですか?

Pichia発酵における窒素源はpH調整に使用される水酸化アンモニウムです。発酵に使用される基礎培地、無機塩類には窒素源は含まれません。

1X YNB(Yeast nitrogen base)の組成は?

弊社製品(catalog # Q30007)をご利用いただく場合、それぞれのNB、S. cerevisiae用の1 L 10X YNBを調製可能です(Pichia培地用はS. cerevisiae用の2倍濃度です)。以下は1X YNBの組成です:

Ammonium Sulfate................. 5 g
Biotin....................... 0.002 mg
Calcium Pantothenate........... 0.4 mg
Folic Acid................... 0.002 mg
Inositol......................... 2 mg
Niacin......................... 0.4 mg
p-Aminobenzoic acid............ 0.2 mg
Pyridoxine HCl................. 0.4 mg
Riboflavin..................... 0.2 mg
Thiamine HCl................... 0.4 mg
Boric Acid..................... 0.5 mg
Copper Sulfate.................0.04 mg
Potassium Iodide............... 0.1 mg
Ferric Chloride................ 0.2 mg
Magnesium Sulfate.............. 0.4 mg
Sodium Molybdate............... 0.2 mg
Zinc Sulfate................... 0.4 mg
Potassium Phosphate Monobasic...1 g
Magnesium Sulfate.............. 0.5 g
Sodium Chloride................ 0.1 g
Calcium Chloride............... 0.1 g

引用および参考文献 (2)

引用および参考文献
Abstract
Screening procedure for Pichia pastoris clones containing multiple copy gene inserts [In Process Citation]
Authors:Fairlie WD, Russell PK, Zhang HP, Breit SN
Journal:Biotechniques
PubMed ID:10376135
Heteropentameric cholera toxin B subunit chimeric molecules genetically fused to a vaccine antigen induce systemic and mucosal immune responses: a potential new strategy to target recombinant vaccine antigens to mucosal immune systems.
Authors:Harakuni T, Sugawa H, Komesu A, Tadano M, Arakawa T,
Journal:Infect Immun
PubMed ID:16113283
Noninvasive mucosal vaccines are attractive alternatives to parenteral vaccines. Although the conjugation of vaccine antigens with the B subunit of cholera toxin (CTB) is one of the most promising strategies for vaccine delivery to mucosal immune systems, the molecule cannot tolerate large-protein fusion, as it severely impairs pentamerization and loses ... More