Phospha-Light™ SEAP Reporter Gene Assay System

Phospha-Light™アッセイシステムは、レポータータンパク質として使用される分泌型ヒト胎盤アルカリホスファターゼを高感度に検出できる、化学発光レポーター遺伝子アッセイです。

• 分泌型レポーターを検出することにより、貴重な細胞を破壊せずに分析できます。
• 広いダイナミックレンジを持つアルカリホスファターゼアッセイにより、酵素レベルをフェムトグラムからナノグラムまで精密に測定できます。
• アッセイの感度は、クロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ（CAT）の同位体／非同位体アッセイ、またはβ-ガラクトシダーゼの比色／蛍光アッセイよりも100～1,000倍高く、他社のアッセイよりも優れた感度を実現しています。
• 広いダイナミックレンジを持つ高感度アッセイにより、繰り返しサンプル希釈を行わなくても、高レベルおよび低レベルのレポーターを検出できます。。
• レポーター遺伝子アッセイキットには放射性同位体を使用していないため、安心してお使いいただけます。
• アッセイは約1時間で完了し、ターンアラウンドを短縮できます。

発現の経時的モニタリング
Phospha-Light™アッセイシステムは、細胞培養培地中の分泌型アルカリホスファターゼ（SEAP）レポータータンパク質を高感度で検出できます。SEAP遺伝子産物は、切断型ヒト胎盤アルカリホスファターゼです。分泌型レポータータンパク質を使用することで、細胞抽出物を調製する必要がありません。細胞群は経時的にモニタリングでき、他の実験用にインタクトな状態を維持できます。

超高感度検出用の独自の試薬
Phospha-Light™アッセイシステムは、簡単かつ迅速にトランスフェクション効率を最適化できます。独自の試薬を組み合わせることで、Phospha-Light™アッセイの高感度検出を実現しています。システムには、高性能CSPD™アルカリホスファターゼ基質、Emerald™ルミネッセンスエンハンサー、内在性の非胎盤性アルカリホスファターゼ活性を特異的に阻害する独自のバッファーシステムが含まれています。シグナルが持続的なグロー発光であるため、インジェクター非搭載のルミノメーターでも使用できます。

アプリケーション
Phospha-Light™レポーター遺伝子アッセイシステムは、遺伝子ノックダウン／RNA干渉リードアウトなど、株化細胞やトランスフェクションされた初代細胞の遺伝子発現を測定するレポーター遺伝子アッセイに幅広く使用されています。Phospha-Lightレポーター遺伝子アッセイは、ウイルス遺伝子発現アッセイ、ウイルス複製、ウイルス膜融合性、ウイルスの中和、ウイルス媒介細胞融合、ウイルス感染性など、さまざまなウイルス機能アッセイに使用されています。SEAPレポータータンパク質の使用は、トランスジェニック動物、トランスフェクション動物、またはウイルスベクター感染動物の血清サンプルをアッセイすることにより、in vivoレポーター遺伝子アッセイを実現します。Phospha-Lightレポーター遺伝子アッセイシステムは、マウス、ラット、マーモセット、サル、ブタ血清、鶏卵尿膜腔液など、トランスジェニック動物またはトランスフェクション動物固体由来の血清中におけるSEAP濃度の測定に使用されています。マウスSEAPタンパク質（mSEAP）は最近、トランスジェニックマウスにおけるSEAPタンパク質の安定性を向上させるために開発されました。Phospha-Light™システムは、mSEAPの高感度検出に使用されています。上記およびその他の参照情報については、参考資料セクションの文献一覧を参照してください。

本製品は研究用試薬です。診断には使用できません。