BioPrime™トータルFFPEゲノムラベリングシステムは、ホルマリン固定パラフィン包埋（FFPE）サンプルを用いるアレイ比較ゲノムハイブリダイゼーション（aCGH）用に設計しています。以前のプロトコルでは、FFPE物質から入手することが難しい非常に高品質なDNAが大量に必要とされていました。BioPrime™トータルFFPEゲノムラベリングシステムは、FFPEサンプル用に特別に調製されたラベリングミックスを使用したランダムプライム増幅（RPA）方法により、開始サンプルを代表する高収量の標識DNAを生成します。アレイ上の標識化された物質の収率が高いため、より正確なコールが可能になり、コールの正確性が向上します。BioPrime™ Total Genomic Labeling Systemには以下の利点があります。

- Alexa Fluor™ 3および5色素からの高いシグナル／ノイズ比を持つ、向上したコールレート
- PureLink™精製による簡単なクリーンアップにより、複雑な容量低減ステップが不要になります
- FFPEサンプル用の強化された反応組成によりチャネルバイアスが低減
- 酵素RPA方法を使用して、入力物質の要件を低減します


このすべてを含む包括的なキットは、前増幅を必要とせずに、幅広いサンプルインプット材料で使用できるように最適化されています。高濃度のDNAポリメラーゼIのエキソクレノウ断片を成分限定反応で使用することで、ゲノムFFPE DNAインプットを一貫性のある堅牢なDNA収量にできます。Agilent™ aCGH用のBioPrime™トータルには、溶出が少ないPurelink™精製が付属しているため、複雑な容量削減ステップが不要です。Purelink™精製も、他の精製系で見られる色素の混合に起因するバックグラウンドを低減します。新しいdNTPリンカー、新しいアプリケーション専用のAlexa Fluor™ 3および5色素、および改善されたバッファーの化学的性質を備え、最適化された色素標識ヌクレオチドミックスにより、ラベリングのばらつきを低減し、アレイでのシグナルノイズ比を向上させます。Alexa Fluor™ 3および5色素の励起および発光スペクトルは、従来の2色スキャナーに適しており、設定を変更する必要はありません。キット一式のバッチ試験をして、ロット間の性能の品質を保証しています。