エキソソーム-ヒトCD81フロー検出試薬(細胞培養由来)により、フローサイトメトリーまたは電子顕微鏡を用いて、エキソソームなどのCD81陽性細胞外小胞(ECV)を濃縮細胞培養液で検出できます。単独の遊離エキソソームは、あまりにも小さいため、ほとんどのフローサイトメトリー機器では検出できません。Dynabead™磁気分離技術を用いることにより、ビーズ表面に結合したエキソソームを、フローサイトメトリーで簡単に視覚化できます。2.7 µm Dynabeads™磁気ビーズを使用すれば、明快かつ明確なフロー分析が可能となります。
•特異的なエキソソームの捕捉と分析に要するハンズオン時間は最小限
• 1時間未満のハンズオン時間で明快かつ明確なフロー分析
• 特異的なエキソソームサブセットマーカーの発現検討
• プロトコルは簡単に拡張可能
最近の研究では、エキソソーム/ECV集団は、異なる機能を有するいくつかのサブセットから構成されていることが示唆されています。免疫親和性に基づくDynabeads™磁気分離技術を用いれば、フローサイトメトリーや電子顕微鏡を使用して、これらのサブセットを選択的に捕捉および研究することができます。Dynabeads™技術を用いれば、他の単離方法や分析方法で通常生じる、取扱いや遠心分離による材料損失を防止できます。
細胞培養液は、第一にエキソソームが濃縮されていなければなりません。これは、
全エキソソーム単離試薬(細胞培養液由来)または従来の超遠心分離法を用いて迅速かつ効率的に行うことができます。
注:サンプルチューブ内で磁気ビーズが沈殿しないように十分に混合することが重要です。最適に混合するため、傾斜と回転の両方が可能なミキサーの使用を推奨します。