Search
Thermo Scientific™
Imject™ mcKLH (in MES Buffer)
Thermo Scientific Imject海洋養殖KLHは精製されたキーホールリンペットヘモシアニンキャリアタンパク質で、ペプチド抗原を用いた効果的な免疫原を簡単に調製できます。Imject海洋養殖KLHの特長：•高収量のコンジュゲーション — 各KLH分子に含まれる数百の一級アミンが、EDCまたはNHSエステル架橋剤を介してハプテンに結合可能• 検証済みの品質 —詳細を見る
| 製品番号（カタログ番号） | 数量 |
|---|---|
| 77653 | 2 mg |
製品番号（カタログ番号） 77653
価格（JPY）お問い合わせください ›
16,100
Each
数量:
2 mg
Thermo Scientific Imject海洋養殖KLHは精製されたキーホールリンペットヘモシアニンキャリアタンパク質で、ペプチド抗原を用いた効果的な免疫原を簡単に調製できます。
Imject海洋養殖KLHの特長：
•高収量のコンジュゲーション — 各KLH分子に含まれる数百の一級アミンが、EDCまたはNHSエステル架橋剤を介してハプテンに結合可能
• 検証済みの品質 — 精製および安定化された海洋養殖KLHは、従来のキャリアタンパク質の供給源とは異なり水溶液中の溶解性を維持
• 持続可能な供給源 — KLHは、野生の集団ではなく、海洋養殖で成長する軟体動物Megathura crenulata（キーホールリンペット）の選択集団から採取
• 高免疫原性 — KLHは、分子量が高く（4.5 x 105∼1.3 x 107ダルトン、390 kDaと350 kDaのサブユニットの集合体）、BSAまたはオボアルブミンに比べてより強力な免疫応答を誘起
KLHは、免疫化および抗体産生のためのペプチド抗原の調製に使用される最も一般的で免疫原性の高いキャリアタンパク質です。リン酸塩バッファー中でのKLH調製は、アミン反応性NHSエステルまたはグルタルアルデヒドのクロスリンクを介するハプテンキャリアのコンジュゲーションに使用できます。MESバッファー中の調製は、カルボキシル反応性カルボジイミドのEDC（またはEDAC）と呼ばれる架橋剤を介する、ペプチドキャリアのコンジュゲーションに最適化されています。
キャリアタンパク質は大きく複雑な分子で、注入することで免疫応答を誘起できます。小さな抗原（ペプチドまたは薬物化合物）に対する特異的な抗体を確実に生成するには、これらハプテンをより大きく複雑な分子（通常はタンパク質）に共有結合させ、免疫原性を高める必要があります。キャリアタンパク質は免疫原性、溶解性、およびキャリアとの十分なコンジュゲーションが達成されるかどうかによって選択します。
キーホールリンペットヘモシアニン（KLH）は、抗体産生においてペプチド抗原やハプテンに免疫原性を付与するため、キャリアタンパク質として広く利用されています。KLH は高分子量の複雑な構造をもつタンパク質で、他のキャリアタンパク質に比べて、より強力な免疫応答の誘起が期待できます。KLH は、系統的に哺乳動物との隔たりが大きい軟体動物（スカシ貝）由来のタンパク質であるため、産生される抗体が（一般的なアッセイで用いられる哺乳動物由来のサンプルと）交差反応するリスクを低く抑えることができます。
Imject Mariculture KLH（mcKLH）は、野生からではなく、海洋養殖で成長したリンペットから採取したKLHです。Imject BSA は、可能な限り最高の免疫原性を提供し、ハプテンのコンジュゲーション用に安定性と溶解性が最適化されたバッファー中で精製および凍結乾燥されています。高分子量のタンパク質であるKLHは、数百の一級アミンとカルボキシル基を有しており、NHSエステル、EDC、およびその他の架橋試薬とのコンジュゲーションを標的とすることができます。
カルボジイミドの架橋剤EDCはカルボキシル基を持つハプテン（例えばペプチド抗原のC-末端）を免疫化および抗体産生用の高免疫原性KLHキャリアタンパク質にコンジュゲートさせます。この EDC を用いる免疫原の調製法は、配列の中央部にアスパラギン酸残基やグルタミン酸残基 (カルボン酸塩) およびリジン残基 (一級アミン) を持たないペプチド抗原に理想的な方法です。ペプチドにはカルボキシレートとアミンの両方が含まれるため、EDC を用いたコンジュゲーションでは、ペプチド抗原の重合とキャリアタンパク質に対するコンジュゲーションがランダムに行われます。これにより、重合したペプチド抗原がキャリアタンパク質に高レベルで結合、さらに抗体産生においても、さまざまな配向でペプチド抗原の提示が行われることになります。しかし、ペプチド抗原の内部配列に、一級アミン (リジン残基) またはカルボキシル基 (アスパラギン酸、グルタミン酸残基) が含まれる場合、重要な (望まれる) 抗原決定部位が EDC コンジュゲーションによりブロックされることがあります。このような場合は、リン酸緩衝液中の精製されたmcKLHにホモバイ官能性アミン反応性架橋剤を使用するか、または独自の末端システインでペプチドを合成し、Malemide-Activated mcKLHを含むキットを使用してキャリアタンパク質コンジュゲートを調製します。
詳細な製品データ
• 免疫原調製用キャリアタンパク質活性化およびコンジュゲーションデータ
関連製品
Imject™ mcKLH（PBS中）
Imject™ mcKLH Subunits, High Purity Research Grade
Imject™ EDC mcKLH Spin Kit
Imject™ Purification Buffer Salts
Imject海洋養殖KLHの特長：
•高収量のコンジュゲーション — 各KLH分子に含まれる数百の一級アミンが、EDCまたはNHSエステル架橋剤を介してハプテンに結合可能
• 検証済みの品質 — 精製および安定化された海洋養殖KLHは、従来のキャリアタンパク質の供給源とは異なり水溶液中の溶解性を維持
• 持続可能な供給源 — KLHは、野生の集団ではなく、海洋養殖で成長する軟体動物Megathura crenulata（キーホールリンペット）の選択集団から採取
• 高免疫原性 — KLHは、分子量が高く（4.5 x 105∼1.3 x 107ダルトン、390 kDaと350 kDaのサブユニットの集合体）、BSAまたはオボアルブミンに比べてより強力な免疫応答を誘起
KLHは、免疫化および抗体産生のためのペプチド抗原の調製に使用される最も一般的で免疫原性の高いキャリアタンパク質です。リン酸塩バッファー中でのKLH調製は、アミン反応性NHSエステルまたはグルタルアルデヒドのクロスリンクを介するハプテンキャリアのコンジュゲーションに使用できます。MESバッファー中の調製は、カルボキシル反応性カルボジイミドのEDC（またはEDAC）と呼ばれる架橋剤を介する、ペプチドキャリアのコンジュゲーションに最適化されています。
キャリアタンパク質は大きく複雑な分子で、注入することで免疫応答を誘起できます。小さな抗原（ペプチドまたは薬物化合物）に対する特異的な抗体を確実に生成するには、これらハプテンをより大きく複雑な分子（通常はタンパク質）に共有結合させ、免疫原性を高める必要があります。キャリアタンパク質は免疫原性、溶解性、およびキャリアとの十分なコンジュゲーションが達成されるかどうかによって選択します。
キーホールリンペットヘモシアニン（KLH）は、抗体産生においてペプチド抗原やハプテンに免疫原性を付与するため、キャリアタンパク質として広く利用されています。KLH は高分子量の複雑な構造をもつタンパク質で、他のキャリアタンパク質に比べて、より強力な免疫応答の誘起が期待できます。KLH は、系統的に哺乳動物との隔たりが大きい軟体動物（スカシ貝）由来のタンパク質であるため、産生される抗体が（一般的なアッセイで用いられる哺乳動物由来のサンプルと）交差反応するリスクを低く抑えることができます。
Imject Mariculture KLH（mcKLH）は、野生からではなく、海洋養殖で成長したリンペットから採取したKLHです。Imject BSA は、可能な限り最高の免疫原性を提供し、ハプテンのコンジュゲーション用に安定性と溶解性が最適化されたバッファー中で精製および凍結乾燥されています。高分子量のタンパク質であるKLHは、数百の一級アミンとカルボキシル基を有しており、NHSエステル、EDC、およびその他の架橋試薬とのコンジュゲーションを標的とすることができます。
カルボジイミドの架橋剤EDCはカルボキシル基を持つハプテン（例えばペプチド抗原のC-末端）を免疫化および抗体産生用の高免疫原性KLHキャリアタンパク質にコンジュゲートさせます。この EDC を用いる免疫原の調製法は、配列の中央部にアスパラギン酸残基やグルタミン酸残基 (カルボン酸塩) およびリジン残基 (一級アミン) を持たないペプチド抗原に理想的な方法です。ペプチドにはカルボキシレートとアミンの両方が含まれるため、EDC を用いたコンジュゲーションでは、ペプチド抗原の重合とキャリアタンパク質に対するコンジュゲーションがランダムに行われます。これにより、重合したペプチド抗原がキャリアタンパク質に高レベルで結合、さらに抗体産生においても、さまざまな配向でペプチド抗原の提示が行われることになります。しかし、ペプチド抗原の内部配列に、一級アミン (リジン残基) またはカルボキシル基 (アスパラギン酸、グルタミン酸残基) が含まれる場合、重要な (望まれる) 抗原決定部位が EDC コンジュゲーションによりブロックされることがあります。このような場合は、リン酸緩衝液中の精製されたmcKLHにホモバイ官能性アミン反応性架橋剤を使用するか、または独自の末端システインでペプチドを合成し、Malemide-Activated mcKLHを含むキットを使用してキャリアタンパク質コンジュゲートを調製します。
詳細な製品データ
• 免疫原調製用キャリアタンパク質活性化およびコンジュゲーションデータ
関連製品
Imject™ mcKLH（PBS中）
Imject™ mcKLH Subunits, High Purity Research Grade
Imject™ EDC mcKLH Spin Kit
Imject™ Purification Buffer Salts
研究用途にのみご使用ください。診断目的には使用できません。
仕様
概要Imject mcKLH（MESバッファー中）
数量2 mg
製品ラインImject
Unit SizeEach
組成および保存条件
製品を受け取り後、4℃で保存。製品は室温で出荷されます。