MagMAX™ DNA Ultra 2.0 with Cell and Tissue Extraction Buffer

MagMAX DNA多検体Ultra 2.0キットは、50 µL～2 mLの全血、唾液、バフィーコート、口腔スワブからゲノムDNA（gDNA）を単離するための、自動化可能な磁気ビーズベースのサンプル調製テクノロジーです。結果として生じる精製gDNAは、qPCR、次世代シーケンシング、マイクロアレイ解析などのさまざまな下流の分子生物学用途に最適です。1つのキットで50～200 µLのサンプル200個、または200～400 µLのサンプル100個を処理できます。

このバージョンのMagMAX DNA Multi-Sample Ultra 2.0 Kitには、血液、唾液、バフィーコート、口腔スワブに加え、組織や細胞からDNAを抽出するための追加バッファーが含まれています。

MagMAX DNA Multi-Sample Ultra 2.0 Kitの主な特長：
•5分の作業時間で45分間に6～96個のサンプルを処理できます
• SBSマイクロタイタープレートでシンプルなプロトコルを用いて50 µL～2 mLのサンプルからgDNAを単離できます
• 手間を掛けずに処理するために、サンプルとバッファー量の標準化ステップをスキップできます
• KingFisher Duo PrimeおよびFlex精製システム用のバリデーション済みのBindltソフトウェア自動化スクリプトをダウンロードできます
• 自動化に適したスタンドアロンのMagMAX DNA多検体Ultra 2.0試薬ボトルオプションが用意されています

単一のサンプル調製キットで複数のサンプルタイプからゲノムDNAを単離
MagMAX DNA多検体Ultra 2.0キットは、50 µL～2 mLの全血（下図）、安定化された新鮮な唾液（下図）、およびEDTA/Streck cfDNAチューブのバフィーコート（下図）サンプルから、gDNAを単離します。さらに、口腔スワブやその他の種類の生物学的サンプルからgDNAを分離するために同じキットを使用できます。MagMAX DNA Multi-Sample Ultra 2.0 Kitは、サンプルをプロテイナーゼK（PK）とPK-エンハンサーで処理し、続いて革新的な溶解／結合溶液で処理して、細胞の溶解、タンパク質の変性、結合能力の高いUltra 2.0 gDNA磁気結合ビーズへのgDNAの捕捉を同時に行うことで、gDNAの収率を最大限に引き上げます。Ultra 2.0洗浄I溶液は、タンパク質、洗剤、その他の不純物を結合した核酸から取り除きます。その後、gDNAは低TE溶出液によりビーズから放出されます。

迅速で手間のかからないMagMAX磁気ビーズベースのgDNAワークフロー
MagMAX DNA多検体Ultra 2.0キットは、複数の面倒なサンプル処理ステップを1つのステップに統合し、収量や純度を損なうことなく、他のメソッドで従来必要とされていた時間と労力を最小限に抑えます。サンプル調製の煩雑さをなくすために、サンプル標準化または試薬量調整なしに、広範囲のサンプル量を同時に処理します。サンプル量を、3種類の標準的な入力ワークフロー（50 µL～400 µL、最大1 mL、最大2 mL）のいずれかに合わせ、手動または半自動のサンプル調製の作業指示に従うだけです。

KingFisher精製システム用に設計
MagMAX DNA Multi-Sample Ultra 2.0 Kitは、中程度のスループットのKingFisher Duo Prime（カタログ番号5400110）とハイスループットのKingFisher Flex（カタログ番号5400630）精製システムでの使用に最適となるよう設計されています。ユーザーは、Flexシステムを用いて、高い処理能力のSBS 96ウェルディープウェルマイクロタイタープレートで最大400 µLのサンプル量を処理できます。小さなサンプルバッチの場合、ユーザーはDuo Primeシステムを用いて12個のサンプルを処理できます。処理するのがより困難な量の多いサンプル（1～2 mL）は、Flexでは24個のサンプル、Duo Primeシステムでは6個のサンプルにて、SBS 24ウェルディープウェルマイクロタイタープレートで精製します。すべてのサンプルタイプと、FlexとDuo Prime両方のシステム用のKingFisher機器Bindltソフトウェアスクリプトを下記からダウンロードして、KingFisher機器にインストールできます。

より高いスループットのサンプル数に対応していますか？
MagMAX DNA多検体Ultra 2.0キットと同じ試薬を、自動化に適したスタンドアロン試薬としてご利用いただけます。MagMAX DNA多検体Ultra 2.0のスタンドアロン試薬は、ハイスループットのワークフローを扱いやすくするために、大きな試薬量で個別にボトル詰めされていています。6個のスタンドアローン試薬のセットとして一緒に購入した場合、2,000の50～200 uLサンプルまたは1,000の200～400 ulサンプルを処理するのに十分な量のMagMAX DNA Multi-Sample Ultra 2.0試薬が入手できます。

MagMAX DNA Ultra Multi-Sample 2.0 Proteinase K (45 mL)
MagMAX DNA Ultra Multi-Sample 2.0 Binding Beads (45 mL)
MagMAX DNA Ultra Multi-Sample 2.0 Wash I Solution (1.1 L)
MagMAX DNA Ultra Multi-Sample 2.0 Lysis/Binding Solution (450 mL)
MagMAX DNA Ultra Multi-Sample 2.0 Elution Solution (120 mL)
MagMAX DNA Ultra Multi-Sample 2.0 Enhancer Solution (45 mL)