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ノイズの状態によって以下のように原因と対処が異なります。
以下の対処をおこなってください。
以下の対処をおこなってください。
原因はいくつか考えられます。下記に該当がないかご確認ください。
カラム汚染による交換容量の喪失(ロス)が考えられます。カラムの洗浄をお勧めします。
カラムの洗浄方法はイオンクロマトグラフ (IC) FAQ > カラム・サプレッサー・EGC・CRD FAQ > カラム > 「カラムの洗浄方法を教えてください。」をご参考ください。
改善しない場合はカラムを交換してください。
このトラブルの再発を防止するため、汚染源を特定する必要があります。カラム汚染は以下のような要因で起こります。
この問題は金属によるカラムやチューブの汚染が原因です。カラムに金属成分が残留し、りん酸と錯体を形成するためです。
標準試料、実際の試料いずれかの症状か、どちらにもみられる症状かお確かめください。
多くの原因が考えられますが、以下の点をチェックしてください。
次の3つの原因が考えられます。
次の3つの原因が考えられます。
2. トータル電気伝導度が正常時よりかなり大きい、または小さい。
3. セルが詰まっている。
サプレッサーを使用している場合はサプレッサーが液漏れしていないか確認してください。
液漏れをしている場合はマニュアルを参考に対処してください。
4. CRD(炭酸除去デバイス)を使用している場合はCRDの不具合
CRDを外して分析して確認してください。
5. サプレッサーの活性が落ちている。
サプレッサーのマニュアルを参照してを参照してサプレッサーの電解再生または化学再生を行ってください。
6. サプレッサー内部で液漏れが生じている。
溶離液の調整ミスが考えられます。
各カラムごとに推奨されている溶離液濃度に間違いがないか再度ご確認ください。
PO4イオンは多段階に解離するため他のイオンに比べ溶離液pHの影響を受け易い特性があります。
溶離液中の炭酸ナトリウム(Na2CO3)はおもに溶出に寄与し、炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)は溶離液のpH調整に寄与しています(濃度が高いほど溶離液pHが下がります)。つまり炭酸水素ナトリウムの濃度を調整することでPO4の溶出位置を調整することができます。それぞれのカラムに推奨溶離液が定められているのは、PO4の溶出位置をNO3とSO4のちょうど間に調整するためです。
PO4がSO4と分離が悪い場合には炭酸水素ナトリウムの濃度を下げて溶離液pHを下げることで分離が改善します。
NO3とPO4の分離が悪い時には、炭酸水素ナトリウムの濃度を上げて(溶離液pHを上げる)みてください。
測定条件
カラム : A)lonPac AG23/AS23、B)IonPac AG18/AS18
溶離液 : A)4.5mM Na2CO3/0.8mM NaHCO3、B)3.75mM Na2CO3/0.1mM NaHCO3
溶離液流量 : 1.0mL/min
サプレッサー : AMMS-300
再生液 : 12.5mmol/L H2SO4
検出器 : 電気伝導度検出器
カラム温度 : 30℃
試料導入量 : 100µL
ポストカラム誘導体化ーUV検出条件
反応液 : A)1.2mM NaNO2、B)1.5mM KBr/0.1mM H2SO4
反応液流量 : A)0.2mL/min、B)0.4mL/min
反応温度 : 40℃
UV測定波長 : 268nm
試料 : 次亜塩素酸ナトリウムを1mg秤り取り、超純水で1Lとし、エチレンジアミン溶液(50mg/mL)2mL添加したもの
保持時間が変わったことでピークが検出されていても同定できていないか、汚染によりピークが消失してしまった場合があります。
<亜硝酸洗浄手順>
洗浄液:0.12mol/L 亜硝酸ナトリウム溶液(反応液Aの原液)
反応液ボトルA, B両方に洗浄液を入れて反応液同様に送液します。ボトル、セルを含んだすべての配管を同時に洗浄してください。このとき、溶離液を送液する必要はありませんので、必ず溶離液と反応液Aが混ざるT字コネクタの部分に密栓をして、洗浄液がカラムに逆流しないように注意してください。
1. スパイク状のノイズ
2. 周期性のある小刻みなノイズ
3. 周期性のない不規則なノイズ
4. カラムの汚染
カラムの汚染が影響する場合があります。まずは、ガードカラムを外して測定してみてください。少しでも改善がみられればカラム汚染の可能性があります。カラム交換をお薦めします。
5. 配管の汚染
サンプルや反応試薬由来の汚染物質が配管に蓄積し、ノイズを増大させることがあります。
このような場合は亜硝酸ナトリウムによる配管洗浄をお勧めします。手順は以下を参照ください。
<亜硝酸洗浄手順>
洗浄液:0.12mol/L 亜硝酸ナトリウム溶液(反応液Aの原液)
反応液ボトルA,B両方に洗浄液を入れて反応液同様に送液します。ボトル、セルを含んだすべての配管を同時に洗浄してください。このとき、溶離液を送液する必要はありませんので、必ず溶離液と反応液Aが混ざるT字コネクタの部分に密栓をして、洗浄液がカラムに逆流しないように注意してください。
2. 配管が汚染されている場合
上述の原理で亜硝酸イオンが供給されている場合でも配管などに汚染があると同様の現象がおこります。亜硝酸洗浄を実施してみてください。
<亜硝酸洗浄手順>
洗浄液:0.12mol/LNaNO2亜硝酸ナトリウム溶液(反応液Aの原液)
反応液ボトルA,B両方に洗浄液を入れて反応液同様に送液します。ボトル、セルを含んだすべての配管を同時に洗浄してください。このとき、溶離液を送液する必要がありません。必ず溶離液と反応液Aが混ざるT字コネクタの溶離液が入る部分に密栓をして、洗浄液がカラムに逆流しないように注意してください。