NHS-Fluorescein (5/6-carboxyfluorescein succinimidyl ester), mixed isomer

NHS-フルオレセインはフルオレセイン色素のアミン反応性誘導体で、抗体や他のプローブの標識剤として幅広いアプリケーションに有用であり、蛍光顕微鏡法、フローサイトメトリー、およびウェスタンブロッティングやELISAなどの免疫蛍光ベースアッセイに使用できます。フルオレセインのNHSエステルは、一級アミン（リジン側鎖）部位で抗体や他の精製タンパク質を効率的に標識します。

NHS-フルオレセインの特性：

• 別名: 5/6-FAM SE
• 化学名：5/6-カルボキシフルオレセインスクシンイミジルエステル
• 分子量：473.4
• 励起光源：488 nmスペクトル線、アルゴンイオンレーザー
• 励起波長：494 nm
• 発光波長：518 nm
• 吸光係数：> 70,000 M^-1cm^-1
• CAS番号：117548-22-8
• 純度：> 90%（HPLCで測定）
• 可溶性：DMFまたはDMSOに溶解
• 反応基：NHSエステル；pH 7.0～9.0で一級アミンと反応

NHS-フルオレセインはN-ヒドロキシ-スクシンイミジルエステル（NHSエステル）官能基によって活性化されます。NHSエステル誘導体はFITCと比較して、他の求核試薬の存在下での一級アミンに対して高い特異性を示し、標識後の結合がより安定します。Pierceアミン反応性フルオレセイン色素は、芳香環の5位および6位に結合した反応基を有する異性体の混合物です。これらの異性体は、励起および発光スペクトルに関して違いはないため、タンパク質アプリケーションにおいて特定の異性体を分離をする必要はありません。

アプリケーション
• 免疫蛍光プローブとして使用する抗体の標識
• ハイブリダイゼーションプローブ用のオリゴヌクレオチドの標識
• ゲルおよびウェスタンブロッティングでのタンパク質の検出

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