本ページのアレルゲンは、日本では体外診断用医薬品として承認されていないものを含みます
マカダミアナッツなどのナッツ類に対するアレルギーは一般的で、多くの場合重篤な症状を示します。これらのタイプのアレルギーは通常2歳までに発症し、アレルギーを起こすナッツ類の数は、年齢とともに増加することがあります1。ナッツ類のアレルギーを持つ人の約30%は、複数のナッツに対するアレルギーを持っています2。また、ピーナッツは実際にはマメ科植物ですが、ピーナッツアレルギーを持つ人の約20~30%は、1種類以上のナッツにアレルギーを持っています2。また、残念ながら、他の食物アレルギーと比較して、これらのアレルギーを克服できる可能性は低く、感作された人の約10%に限られています1。
ナッツ類アレルギーの大部分は、クルミ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ、ペカンナッツ、ハシバミ(ヘーゼルナッツ)、マカダミアナッツ、ブラジルナッツ、松の実の9種類に分類されます1。 常緑樹から派生したマカダミアナッツは、実際には、ローストされ、塩で味付けされ、菓子やチョコレートに使用されることが多い種子の一つです。73 %の脂肪を含むマカダミアナッツは、カルシウム、リン、鉄およびビタミンBが豊富です3。 有病率に関しては、ナッツ類に感作されている米国人の5 %未満がマカダミアナッツアレルギーです1。
マカダミアナッツは多くの場合、ローストし、塩で味付けし、菓子やチョコレートによく使用されますが、ミックスナッツ、焼き菓子、アイスクリーム、シリアルなどのその他の原料にも見られます3,5。
次の食品には、ナッツ類や種子が含まれている場合があります7。焼き菓子、ベーキングミックス、バーベキューソース、ペストソース(具材をすりつぶしてペースト状にしたソース)、シリアル、チョコレート、プラリネ、クラッカー、ドレッシング、グレービー、フレーバーコーヒー、冷凍デザート、ミューズリー、ヌガー、アーモンドチキン、パッタイ、チリアーモンド、マスのアーモンド焼き、ジャンドゥーヤ(ヘーゼルナッツ入りチョコレート)、マジパン(アーモンドペースト)、アーモンドミルク、ナッツミルク、ナッツオイル、スプレッド(チーズスプレッド、ヘーゼルナッツを含むヌテラなどのチョコレートナッツスプレッドなど)、ベジタリアン料理、インドカレー、アジア料理、パスタ、リキュール(アマレットやフランジェリコなど)、天然香料および抽出物(アーモンド抽出液など)、サラダ、トレイルミックス、スナック食品。
また、「天然フレーバー」や「植物由来」という言葉は、ナッツやナッツの香料が入っていることを示している可能性があります4。アジア料理のレストランでは料理にナッツや種子を使用することが多いため、特に問題となる場合があります。また、複数の食事の調理に同じ鍋が使用される可能性があるため、混入のリスクをはらんでいます8。
食品以外でナッツ類を含む可能性があるものには、次のものがあります7:ビーンバッグ(布地の中に穀物や粒を詰めたもの。お手玉やクッションとして使用されている)、鳥のエサ、化粧品、ヘアケア製品、日焼け止め、マッサージオイル、ペットフード。
マカダミアナッツアレルギーを持つ人の中には、無関係に見える他の食物を食べたときに症状を発症する人もいます。これは交差反応と呼ばれ、身体の免疫系が異なる物質中のタンパク質や成分を構造的に類似しているか生物学的に関連していると判断し、反応を引き起こすときに発生します7。 マカダミアナッツとのもっとも一般的な交差反応を起こすのはココナッツですが、ピーナッツやその他のナッツ類もわずかに起こします6。
※他に感作または交差反応を起こしうるアレルゲンは人により異なるため、自己判断せずに必ず医師の診断を受けることが必要です。
ナッツ類アレルギーの症状は、通常は摂取後数分以内に起こり、じんましんからアナフィラキシーまでのさまざまな症状が現れます。アナフィラキシーは生命を脅かす可能性のある反応で、呼吸困難になり、身体がショック状態にいたることがあります2,4。実際、日本でのナッツ類アレルギーは、ショック症状を引き起こした原因食物として鶏卵、牛乳について第3位で17.4%を占めています9。多くの人がナッツは見分けがつかないため、この重症度は特に問題となります。たとえば、ある研究では、アレルギーのあるナッツのすべての形態を正しく特定できたのは、ナッツ類アレルギーを持つ参加者の半数のみでした1。
ナッツ類アレルギーの症状には、以下のものがあります4。
マカダミアナッツと接触した後のアナフィラキシーとして、ナッツ加工工場でのマカダミアナッツの殻による職業性皮膚炎が報告されています5。
アレルギー症状の原因を知ることは、治療や対策への第一歩です。自己判断せず、きちんと医療機関を受診して医師による適切な診断を受ける必要がありますので、医師に相談するために症状を記録しておきましょう。症状の記録とともに、皮膚プリックテストなどの検査が役立ちます。アレルギーと診断された場合は、医師の指導に従ってください。
マカダミアナッツアレルギーの症状は多岐にわたり、口腔アレルギー症候群(OAS)から生命を脅かす重度のアナフィラキシーまでさまざまです5。