ピーナッツは「落花生」、「南京豆」、地域によっては「地豆(ジーマーミー)」と呼ばれたりします1)。
医師により、ピーナッツアレルギーと診断を受けた場合は、ごく微量を摂取した場合も重いアレルギー症状を引き起こすことがあるため、ピーナッツを含むあらゆる食品を除去する必要があります2)。
マカレーのルウ、スナック菓子、サラダなどの隠し味2) 、沖縄のジーマーミー(落花生)豆腐、佃煮、ピーナッツオイル、和菓子3) 、洋菓子(チョコレートなど) 、サンドウィッチ4)など
名前には「ナッツ」と入っていても、ピーナッツは豆の仲間で、いわゆるナッツ (木の実)類とは種類が異なります。
このため、ピーナッツアレルギーであるという理由でナッツをすべて除去する必要はありませんが、人によってはナッツアレルギーを合併していることがあるため、医師による詳細な診断を受けることが望ましいです3), 5)。
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1) 日本小児アレルギー学会 食物アレルギー委員会・海老澤元宏・伊藤浩明・藤澤隆夫監修.食物アレルギー診療ガイドライン2016《2018年改訂版》.協和企画.2018;68.
2) 海老澤元宏監修.食物アレルギーのすべてがわかる本.講談社.2016; 82.
3) 厚生労働省科学研究班による食物アレルギーの栄養食事指導の手引き2017.海老澤元宏研究;25.(最終閲覧日:2019年9月24日)
https://www.foodallergy.jp/wp-content/themes/foodallergy/pdf/nutritionalmanual2017.pdf
4) 宇理須厚雄・伊藤浩明監修.認定NPO法人アレルギー支援ネットワーク編集「これだけでわかる食物アレルギー」みらい.2016; 42.
5) 海老澤元宏編.症例を通して学ぶ食物アレルギーのすべて改訂2版.南山堂.2018; 230-231.
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