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多くの人は、アレルギーと思われる症状が出たとき、「この時期の花粉が原因かも」、「もしかしたら昨日食べたあの食品かもしれない」、「きっと飼っているペットだろう」などと思うかもしれません。
しかし、実際はそれらとは異なるものにアレルギーの原因があったり、ひとつではなく複数のものにアレルギーをもっていることもあります1)。また、症状が似ていても、原因はアレルギーではなく他の病気ということもあります。
そのため、アレルギーの症状かな?と思ったときには、きちんと医療機関を受診して医師による適切な診断を受ける必要があります。
アレルギー症状の原因を知ることは、治療や対策への第一歩です。自己判断せず、医師に相談しましょう。
日本アレルギー学会運営サイトにて、全国の拠点病院やアレルギー専門医を検索できます。
アレルギー疾患の治療の第一歩は、可能であれば原因となるアレルゲンを避けることです。十分な情報収集と検査によって、原因のアレルゲンを特定し、医師の指導のもと上手に避けていきます。
対症療法としては、症状を軽くするための薬物療法、アレルギー性炎症反応を抑えたりするための長期的な薬物療法があります。また、ダニ、スギ花粉など少数のアレルゲンでしか実施できませんが、特定した原因アレルゲンを計画的に取り込んでいく治療法:アレルゲン免疫療法もあります。
医師と相談するとともに、患者さん自身が病気を理解し、継続して受診することが重要です。
日本アレルギー学会運営サイトにて、全国の拠点病院やアレルギー専門医を検索できます。
アレルギーかも?と思ったら医師に相談しましょう。
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1) Ciprandi G, Alesina R, Ariano R, et al. Characteristics of patients with allergic polysensitization: POLISMAIL study. Eur Ann Allergy Clin Immunol. 2008;40(3)77-83.
2) 一般社団法人日本アレルギー学会ホームページ(最終閲覧日:2019年09月24日)https://www.jsa-pr.jp/html/knowledge.html
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独立行政法人国立病院機構 相模原病院
臨床研究センター センター長
海老澤元宏先生
広島市立広島市民病院 病院長/
広島大学病院 特別顧問
秀道広 先生
アレルギーセンター長
中村陽一 先生
准教授・部長
後藤穣 先生