ナッツ類にはさまざまな種類が存在し、代表的な例としてはクルミ、カシューナッツ、アーモンド、マカダミアナッツ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、ココナッツ1)などが挙げられます。
カシューナッツ、クルミなどのアレルギーは微量でも重い症状を引き起こすことがあります2),3)。
洋菓子(アーモンドやココナッツなどは、洋菓子類の材料として使われることが多い1))ナッツオイルを使用した化粧品4)、ドレッシングに使用されることも多い5)
ナッツ類にはアーモンド、カシューナッツ、クルミなど異なるさまざまな種類のものがありそれぞれに特徴は違います。
また、ピーナッツは豆の仲間で、名前には「ナッツ」と入っていても、いわゆるナッツ (木の実)類とは種類が異なります。
ナッツアレルギーであるという理由で、ひとくくりにしてすべてのナッツ類を除去したり、ピーナッツを除去する必要はありませんが、人によっては、ピーナッツやほかのナッツに対してもアレルギーを起こすことがあるため、医師による詳細な診断を受けることが望ましいです3),6)。
アレルギーの受診と検査について詳しくはこちら
受診は治療や対処への第一歩です
アレルギーかも?と思ったら医師に相談しましょう。
日本アレルギー学会運営サイトにて、全国の拠点病院やアレルギー専門医を検索できます。
1) 厚生労働省科学研究班による食物アレルギーの栄養食事指導の手引き2017.海老澤元宏研究;26. (最終閲覧日:2019年09月24日)
https://www.foodallergy.jp/wp-content/themes/foodallergy/pdf/nutritionalmanual2017.pdf
2) Grabenhenrich L, et al.Anaphylaxis in children and adolescents:The European Anaphylaxis Registry.J Allergy Clin.Immunol; 2016;137:1128-37.
3) Bock SA, Munoz-Furlong A, Sampson HA. Fatalities due to anaphylactic reactions to foods. J Allergy Clin Immunol. 2001; 107:191–193. (III)
4) 海老澤元宏監修.食物アレルギーのすべてがわかる本.講談社.2016;82.
5) 海老澤元宏編.症例を通して学ぶ食物アレルギーのすべて改訂2版.南山堂.2018;196-199
6) 海老澤元宏編.症例を通して学ぶ食物アレルギーのすべて改訂2版.南山堂.2018;230-231
本ウェブサイトの監修医のご紹介、ご担当ページの詳細はこちら
国立病院機構相模原病院
臨床研究センター センター長
海老澤元宏 先生
広島市立広島市民病院 病院長/
広島大学病院 特別顧問
秀道広 先生
横浜市立みなと赤十字病院
アレルギーセンター長
中村陽一 先生
日本医科大学多摩永山病院
准教授・部長
後藤穣 先生