鶏卵は乳幼児において最も多く見られるアレルギーの原因食物です1)。鶏卵アレルギーの多くは卵白のタンパク質が原因です2)。
マヨネーズ、練り製品(かまぼこ、はんぺんなど)、肉類加工品(ハム、ウィンナーなど)、調理パン、菓子パン、天ぷらやフライの皮、ハンバーグなどのつなぎ、洋菓子類(クッキー、ケーキ、アイスクリームなど)など
鶏卵を構成するタンパク質の中には、しっかりと加熱することで構造が変化するものもあり、加熱卵は生卵や半熟卵に比べアレルギー反応を起こしにくくなります。そのため、鶏卵アレルギーの方でも加熱卵は食べることができる場合もあります4)ので医師と相談してください 。
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1) 一般社団法人アレルギー学会.東田有智監修.アレルギー総合ガイドライン2019.協和企画.2019;478-484.
2) 海老澤元宏編.症例を通して学ぶ食物アレルギーのすべて改訂2版.南山堂.2018;171.
3) 海老澤元宏編.症例を通して学ぶ食物アレルギーのすべて改訂2版.南山堂.2018;85.
4) 海老澤元宏監修.食物アレルギーのすべてがわかる本.講談社.2016;76.
本ウェブサイトの監修医のご紹介、ご担当ページの詳細はこちら
国立病院機構相模原病院
臨床研究センター センター長
海老澤元宏 先生
広島市立広島市民病院 病院長/
広島大学病院 特別顧問
秀道広 先生
横浜市立みなと赤十字病院
アレルギーセンター長
中村陽一 先生
日本医科大学多摩永山病院
准教授・部長
後藤穣 先生