本ページのアレルゲンは、日本では体外診断用医薬品として承認されていないものを含みます
プラタナスとも呼ばれるシカモアカエデは、米国とカナダ、日本に分布していますが、原産は西アジアやヨーロッパです。この木は「シカモアカエデ」として広く知られていますが、ヨーロッパでは単に「シカモア」と呼ばれています1。通常は日陰を作る木として栽培されているシカモアカエデは、アレルギー誘発性を有します1,2。
ヨーロッパや西アジアが原産のシカモアカエデは、カナダと米国、日本に生育しています。この木はロングアイランドやケープコッドで繁殖しており、外来種と考えられています1。
シカモアカエデのアレルギーを持つ患者さんの多くは、樹木、雑草、イネ科植物の花粉などの他のアレルゲンに暴露したときに症状を発症することがあり、特に花粉飛散の季節が重なる場合には、どの花粉が症状の原因となっているかを判断することが困難です。これは交差反応と呼ばれ、身体の免疫システムが、異なる物質中のタンパク質や成分を構造的に類似しているか生物学的に関連していると判断し、反応を引き起こすときに発生します。シカモアカエデに関連した反応を引き起こす可能性のある他の吸入系アレルゲンは、樹木、雑草、イネ科植物の花粉があります5。
生の果物や生野菜を食べた後に口や喉にかゆみが生じる場合は、花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)(口腔アレルギー症候群(OAS)とも呼ばれる)に罹患している可能性があります。このような症状は、異なるアレルゲンに含まれる類似のタンパク質や成分に対する免疫系の反応によっても引き起こされます。これはきわめて一般的で、ある研究では、アレルギー性鼻炎(花粉症)を持つ小児の約1/4は、PFASにも罹患していることが示唆されています4。シカモアカエデによるPFASに関与する一般的な植物性食品には、モモ、バナナ、ハシバミ(ヘーゼルナッツ)、ピーナッツ、セロリといった果物や野菜などがあります8。
※他に感作または交差反応を起こしうるアレルゲンは人により異なるため、自己判断せずに必ず医師の診断を受けることが必要です。
シカモアカエデアレルギーの症状は他の多くの花粉アレルギーと類似しており、以下のものを含みます3,4。
ぜん息患者さんがシカモアカエデに感作された場合、咳やゼーゼーするなどのぜん息症状が誘発されたり悪化したりすることがあります3,4。
アレルギー症状の原因を知ることは、治療や対策への第一歩です。自己判断せず、きちんと医療機関を受診して医師による適切な診断を受ける必要がありますので、医師に相談するために症状を記録しておきましょう。症状の記録とともに、皮膚プリックテストなどの検査が役立ちます。アレルギーと診断された場合は、医師の指導に従ってください。
樹木花粉は春に多く見られますが、シカモアカエデは(緯度や標高によりますが)春から夏にかけて花粉を飛散させます2,3。